Sansanは2022年2月4日、請求書受領クラウドサービス「Bill One」に、請求書の発行機能と送付機能を順次追加すると発表した。まずは同年2月上旬に請求書の送付機能を実装する。作成した請求書をBill Oneにアップロードし、電子データのまま取引先に送付できるようになる。2023年秋頃には、同年10月に導入が始まるインボイス制度に合わせ、請求書の発行機能を実装する予定。CSVファイルをBill Oneに取り込み、Bill One上で請求書の電子データを作成できるようになる。
Bill Oneは、取引先が発行した請求書をオンラインで受領できるサービス(関連記事:Sansan、クラウド請求書受領サービス「Bill One」に仕訳機能を追加)。請求書の受け取りとデータ化を代行する。AI-OCR(光学文字認識)とオペレーターによる文字入力を併用して受領した請求書をデータ化する。請求書のフォーマット(紙、PDFなど)や送付方法(郵送、メール添付など)を問わずにデータ化する。
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今回、Bill Oneの今後のロードマップとして、請求書の発行機能と送付機能を順次追加すると発表した(図1)。まずは2022年2月上旬に、請求書の送付機能を実装する。作成済みの請求書の電子データをBill Oneにアップロードし、これを電子データのままBill Oneから取引先へと一括送付できるようになる。これまで実施していた、印刷作業や封入作業が要らなくなる。送付した電子請求書を取引先が開封したかどうかも確認できるとしている。
2023年秋には、同年10月に導入が始まるインボイス制度に合わせ、請求書の発行機能を実装する。CSVファイルをBill Oneに取り込み、Bill One上でインボイス制度で求められる情報を付与した電子請求書を作成できるようになる。あらかじめ電子請求書を作っておく必要がなくなる。同機能により、請求書の作成から送付、取引先の開封確認までをクラウド上で完結できるようになる。