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[市場動向]

米IBM、メインフレームの開発・テスト環境をクラウド上で提供する「IBM Wazi as a Service」

2022年2月18日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

米IBMは2022年2月14日(米国現地時間)、メインフレームのクラウドサービス「IBM Wazi as a Service」を発表した。メインフレーム「IBM Z」(OSは「z/OS」)の開発・テスト環境を、パブリッククラウド「IBM Cloud」上で提供する。オンプレミス環境のIBM ZとIBM Cloudを組み合わせたハイブリッド環境で開発・テストを実施することで、市場投入までの時間を短縮できる。現在は限定的に試験利用として提供中であり、2022年下半期に一般提供を開始する。

 IBM Wazi as a Serviceは、メインフレーム「IBM Z」(OSは「z/OS」)の開発・テスト環境を、パブリッククラウド「IBM Cloud」上で提供するサービスである。ユーザーは、 オンプレミス環境のIBM ZとIBM Cloudを組み合わせたハイブリッド環境で開発・テストを実施することで、市場投入までの時間を短縮できる。現在は限定的に試験利用として提供中であり、2022年下半期に一般提供を開始する。

 主に、オンプレミス環境でメインフレームのIBM Zを運用しているユーザーに向けて、開発・テスト用の環境として、クラウド上のメインフレーム環境を提供する。ユーザーは、IBM Z上のz/OS仮想サーバーインスタンスを、セルフサービス型でプロビジョニング可能である。負荷に合わせてリソースの規模を変動させられる点や、従量課金制で利用できる点など、パブリッククラウドのメリットが得られる。

 米IBMによると、これまで数日から数週間かかってたz/OS開発・テスト環境へのアクセスを、6分以内へと短縮したとしている。この測定は、実験バージョンのz/OS 2.4イメージとmz2o-2x16 VSIプロファイルを使い、2つの異なるIBM Cloudの実動サイトで実施した。実験では、Ansibleを使って自動で環境を構築した。また、米IBMの社内ベンチマークでは、IBM Cloudでのz/OS開発は、x86ベースの開発・テスト環境と比べて最大で15倍高速に動作したという。

 メインフレームのクラウドサービスに合わせて、アプリケーションの刷新を支援するソフトウェア群「IBM Z and Cloud Modernization Stack」を同年3月15日から提供する。これを使うことで例えば、Kubernetesなどの人気の高いオープンソースを使いやすくなる。また、APIの作成や利用が容易になり、アプリケーションやデータへのアクセスがシンプルになる。

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米IBM、メインフレームの開発・テスト環境をクラウド上で提供する「IBM Wazi as a Service」米IBMは2022年2月14日(米国現地時間)、メインフレームのクラウドサービス「IBM Wazi as a Service」を発表した。メインフレーム「IBM Z」(OSは「z/OS」)の開発・テスト環境を、パブリッククラウド「IBM Cloud」上で提供する。オンプレミス環境のIBM ZとIBM Cloudを組み合わせたハイブリッド環境で開発・テストを実施することで、市場投入までの時間を短縮できる。現在は限定的に試験利用として提供中であり、2022年下半期に一般提供を開始する。

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