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モノタロウ、注文管理システムを強化、入荷予定の在庫情報を使った在庫引当を可能に

2022年4月5日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

工業用間接資材の通信販売を営むMonotaRO(兵庫県尼崎市、以下、モノタロウ)は2022年4月5日、オーダー管理システムにおける在庫引当機能を高度化したと発表した。自社だけでなくサプライヤーの在庫情報を統合する体制を整えたことで、納期を守りつつ、入荷、入庫、配送などにかかるコストを最小化した。システム要素として、日本IBMの受発注アプリケーション「IBM Sterling Order Management」を導入し、同年3月中旬に稼働開始した。クラウドを利用することで、業務量の変化にも対応できるようにした。

 モノタロウは、兵庫県尼崎市に本社を置く工業用間接資材の通信販売会社である。必要な間接資材をモノタロウを介してワンストップで調達できるように、23カテゴリ、約1800万点の商品を販売している。在庫は約50万点に及ぶ。今後も、複雑化する顧客ニーズにタイムリーに対応していくため、商品点数を拡大しながらサプライチェーンの高度化に取り組む。

 今回、オーダー管理システムの在庫引当機能を高度化し、2022年3月中旬に稼働開始した。自社とサプライヤーの在庫情報を統合したことで、自社倉庫の在庫だけでなく、入荷予定の在庫情報を使った在庫引当や、サプライヤーからの直送などの判断も自動で行えるようにした。短期的な欠品によって受注機会を失うリスクを減らしたほか、配送方法の選定によって顧客に商品を届ける時間を短縮した。配送・物流関連のコストも減らした。

 システム要素として、日本IBMの受発注アプリケーション「IBM Sterling Order Management」を導入した。受注から在庫引当、ステータス管理、納期情報提供、返品処理、コールセンター機能まで、受発注に必要な機能を包括的に提供するフルフィルメント基盤アプリケーションである。今回モノタロウは、システムのインフラにクラウドサービスを利用することで、業務量の変化にも柔軟に対応できるようにした。

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MonotaRO / サプライチェーン / 兵庫県 / 尼崎市 / IBM / 在庫管理

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