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SaaS型ワークフロー新版「Questetra BPM Suite 14.0」、複数の業務項目の一括開始が可能に
2022年4月11日(月)神 幸葉(IT Leaders編集部)
SaaSベンダーのクエステトラは2022年4月11日、クラウド型ワークフローシステム「Questetra BPM Suite」の新版「14.0」を提供開始した。新版では、担当者は業務データの記録ファイルをアップロードして、複数の業務案件を一括開始が可能となる。
クエステトラの「Questetra BPM Suite」はクラウド(SaaS)型のワークフローシステムである。近年は、プログラミング知識が不要な開発機能を前面に出して「ノーコード開発プラットフォーム」をうたっている(関連記事:SaaS型ワークフロー「Questetra BPM Suite」新版、自分の仕事を目的別に絞り込んで表示)。
今回、メジャーバージョンアップとなる「14.0」を提供開始した。新版では、担当者が業務データの記録ファイルをアップロードして、複数の業務案件(業務項目)を一括開始できる機能が加わった。ワークフローシステムは、業務案件ごと1件ずつデータを入力するのが一般的で、前バージョンまでのQuestetra BPM Suiteも同様だった。
例えば、固定資産の評価業務で、担当者が固定資産一覧ファイルをアップロードすると、それぞれの固定資産に対して評価が行われる業務案件を一括開始できる(図1)。
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また、担当者がTSV(タブ区切り形式)で作成した業務データ一覧ファイルをアップロードすると、行数分の業務案件の業務データが入力された状態で一括開始する(図2)。ワークフローアプリに応じた、TSVファイルのテンプレートをダウンロードして使用することもできる。
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このような一括開始の機能を、「稟議承認フロー」「文書翻訳フロー」「品質チェックプロセス」「請求書発行プロセス」といった各種業務に適用できる。
このほか新版には、Google ドライブ 共有範囲の追加、工程処理フォーム画面への動画挿入、ヒューマン工程以外に滞留した業務案件の一覧表示の機能が追加されている。