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トヨタファイナンス、融資借入手続きを電子サインでデジタル化、自動車販売店177社で利用開始

2022年5月30日(月)IT Leaders編集部

トヨタファイナンスは、トヨタグループの自動車販売店177社に電子サインサービスを導入し、融資借入手続きを電子化した。電子サインサービス「Adobe Acrobat Sign」を提供したアドビが2022年5月27日に発表した。

 トヨタグループの金融サービス会社であるトヨタファイナンス(本社:愛知県名古屋市)は、トヨタ・ダイハツの自動車購入者に対する保険サービスやクレジットカードサービスを提供している。

 同社は、事務作業の電子化による業務のスピードアップとペーパーレスによるコスト削減を目的に、アドビの電子サインサービス「Adobe Acrobat Sign」を導入した。採用にあたって、部署ごとのユーザー管理が可能な点など、IT部門でのユーザー管理のしやすさを評価している。

 まずは2021年2月に、決裁などの社内業務を電子化に同サービスを導入。その後、トヨタグループの自動車販売店に対する融資借入手続きへと利用を拡大した。手続きにかかる時間を短縮し、顧客体験と従業員の業務効率向上を図っている。

 Acrobat Signにより、デジタルで申し込み手続きが完了する。顧客とのやり取りの履歴をクラウドに保管し、紙での保管が不要になる。運用の効率化と同時に、情報漏洩リスクの低減やコンプライアンスの向上につながるとしている。

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