JBCCは2022年6月23日、開発ツール支援サービス「kintoneなんでも相談サービス」を提供開始した。サイボウズのローコード開発ツール「kintone」によるアプリケーション開発を支援する。Web会議による対話型のカスタマイズ支援と、30種類の業務テンプレートを提供する。価格(税別)はカスタマイズ3回までの「Entryパック」で38万円。
サイボウズの「kintone」は、プログラミングの知識がなくても業務を効率化するアプリケーションを作成可能なノーコード/ローコード開発ツールである。アプリケーション同士や既存のシステムとの連携、ユーザー独自の機能追加など、一連の業務に適したシステム開発が可能である。
JBCCの「kintoneなんでも相談サービス」は、kintoneの特徴を生かして、システム開発をより簡単かつ迅速に行うためのサービスである。Web会議を利用した対話型カスタマイズ支援と、業務アプリケーションのテンプレートの提供によって、ユーザーの業務に合ったオーダーメイドのアプリケーション開発を支援する。
対話型のカスタマイズ支援では、JBCCの開発者がWeb会議で開発中のアプリケーションの問題点をヒアリングする。そのうえで、アプリケーション連携やワークフロー機能の実装など、ユーザーごとに異なる課題を自ら解決できるように、技術的なアドバイスを行う。
サービスの提供に伴って、JBCCは、同社内や各ユーザーへの導入で培った知見とノウハウを生かして作成した30種類の業務アプリケーションテンプレートを提供する(表1)。例えば、営業部門テンプレートでは、顧客情報の管理から案件管理、活動履歴など、一連の業務を連携させて管理するアプリケーションを1から作り込むことなく、そのまま利用できる。
アプリケーションは、業務に合わせてカスタマイズが可能。kintone標準機能のカスタマイズ、テンプレートやユーザーが作成したアプリケーションのカスタマイズ、プラグインや連携サービス、JavaScriptを使ったカスタマイズなどが可能である。
カスタマイズ支援回数などに応じて、「Entryパック」と「Standardパック」の2種類のメニューを用意した。Entryパックは、カスタマイズが3回まで(1回1時間)、支援サービスの有効期間はサービス開始月と翌月1カ月間。Standardパックは、カスタマイズが5回まで(1回1時間)、支援サービスの有効期間はサービス開始月と翌月2カ月間。
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