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SAPパートナー9社、中堅企業向けS/4HANA Cloud導入パッケージを販売、対象業種/導入期間/費用を明確化
2022年7月5日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)
SAPジャパンは2022年7月5日、中堅企業向けのSAP S/4HANA Cloud導入プログラムを発表した。パートナーであるSIベンダー9社が、それぞれ業種や用途に合わせて構成したパッケージを販売する。特徴は、ユーザーに向けて、対象の業種と範囲、導入期間(12カ月程度)、導入費用(SAPライセンスを除いたSI費用)を明確化していることである。
SAPジャパンは、中堅企業向けのSAP S/4HANA Cloud導入プログラムを用意した。パートナーであるSIベンダー9社が、それぞれ業種や用途に合わせて構成したパッケージを販売する。特徴は、ユーザーに向けて、対象の業種と範囲、導入期間(12カ月程度)、導入費用(SAPライセンスを除いたSI費用)を明確化していることである。
例えば、アイ・ピー・エスが販売するプロセス製造業向けパッケージの場合、年商300億円未満の企業向けは、導入期間が18~24カ月で、導入費用が1億5000万円から。年商300億円~800億円の企業向けは、導入期間が18~24カ月で、導入費用が3億2000万円からである。
ユーザーは、導入パッケージによって実現できる範囲を正確に理解してSIベンダーと合意したうえで、導入プロジェクトを始められる。プロジェクト進行にともなう追加費用の発生も抑えられる。これにより、クラウドERPを低リスクで導入可能だとしている。
パッケージを提供するパートナーのSIベンダーは9社で、以下の通り。
- アイ・ピー・エス
- NTTデータ グローバルソリューションズ
- コベルコシステム
- JSOL
- SHINコンサルティング
- ビジネスエンジニアリング
- 日立システムズ
- フォーカスシステムズ
- フリーダム
パートナー9社が提供するパッケージは、組立製造業向けが9パターン(表1)、プロセス製造・医薬向けが7パターン(表2)、商社・卸向けが11パターン(表3)、プロフェッショナルサービス向けが4パターン(表4)、である。
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