米レッドハットは2022年7月12日(米国現地時間)、製品・技術担当エグゼクティブバイスプレジデントのマット・ヒックス(Matt Hicks)氏を社長兼CEOに任命したと発表した。ヒックス氏はRed Hat OpenShiftエンジニアリングチームの創設メンバーとして開発プロジェクトを牽引するなど、同社の技術開発リーダーとして実績を重ねてきた人物。2020年4月より社長兼CEOを務めたポール・コーミア(Paul Cormier)氏は会長に就任する。
米IBMグループのレッドハット(Red Hat)は、社長兼CEOに製品・技術担当エグゼクティブバイスプレジデントのマット・ヒックス(Matt Hicks)氏を任命した(写真1)。2020年4月より米レッドハットの社長兼CEOを務めてきたポール・コーミア(Paul Cormier)氏の後を引き継ぐ。
ヒックス氏は2006年にエンジニアとしてレッドハットに入社。以降、Red Hat OpenShiftエンジニアリングチームの創設メンバーとして開発プロジェクトを牽引するなど、同社の技術開発リーダーとして実績を重ねてきた人物だ。以下のような就任コメントを発表している。
「今、この業界はかつてないほどエキサイティングで、レッドハットの前に広がるチャンスは膨大だ。私は腕まくりをして、オープンソーステクノロジーが本当に世界の可能性を解き放てることを証明しようと思う」(ヒックス氏)
ヒックス氏に経営トップを譲るコーミア氏は、21年間にわたって同社の製品・技術戦略を牽引してきたテクノロジーリーダーである。近年は、先頭に立ってオープンハイブリッドクラウドのビジョンの推進に力を注いできた(関連記事:ハイブリッドクラウドは前提に、コンテナは必須に―レッドハットと顧客のデジタルシフト)。今後は会長として新任のヒックス氏をサポートする。