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エルザ ジャパン、スパコン中核部品「NEC SX-Aurora TSUBASA Vector Engine」を販売

汎用PCサーバーのPCI Expressバスに装着して使用

2022年8月1日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

エルザ ジャパンは2022年8月1日、スーパーコンピュータ中核部品「NEC SX-Aurora TSUBASA Vector Engine」の販売を開始したと発表した。NECのベクトル型スーパーコンピュータ「SX-Aurora TSUBASA」の中核部品であり、汎用PCサーバー機のPCI Expressバスに装着することでスーパーコンピュータを構築できる。価格は要問い合わせ。

 エルザ ジャパンが販売を開始した「NEC SX-Aurora TSUBASA Vector Engine」(写真1)は、NECのベクトル型スーパーコンピュータ「SX-Aurora TSUBASA」の中核部品である(関連記事NEC、ベクトル型スパコン「SX-Aurora TSUBASA」の中核部品を単体で販売)。

写真1:「NEC SX-Aurora TSUBASA Vector Engine」の外観(出典:エルザ ジャパン)

 汎用PCサーバー機のPCI Expressバスに装着することによって、SX-Aurora TSUBASAと同様のベクトル型スーパーコンピュータを構築可能である(関連記事NEC、x86とベクトルプロセッサを組み合わせた新型スパコン「SX-Aurora TSUBASA」)。

 ベクトルプロセッサとメモリーを搭載した拡張カード型のベクトル演算ユニットである。ベクトルエンジン1枚に1個のベクトルプロセッサ(8コア)を搭載する。8コアでの性能は、倍精度浮動小数点演算性能が2.45TFLOPS、メモリー帯域は1.53TB/s。メモリーの帯域幅が広いことから、大容量データを一括処理する大規模シミュレーションなどの用途に向く。

 OSはLinuxが動作する。ユーザーから見れば、Linuxが動作する通常のx86サーバーとして使える。アプリケーションも、x86向けに書いたコードがそのまま動作する。専用のコンパイラ(Fortran、C、C++)を使って再コンパイルするだけで、ベクトルエンジン上で動作するアプリケーションが得られる。ベクトルエンジンを使うための特別なコーディングは不要である。

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