ソフトウェアテスト/品質向上支援サービスベンダーのバルテスは2022年8月2日、ユーザー調査「Internet Explorer 11 サポート終了に関するアンケート調査」の結果を発表した。サポートが終了した現在も、47%のユーザーが業務でIE(Microsoft EdgeのIEモード含む)を使用していることが判明した。うち半数以上は「社内の業務システム上利用せざるをえない」と回答している。調査は同年6月28日から7月15日にかけて、企業ユーザーを対象にWebアンケートで実施し、440人の有効回答を得ている。
ソフトウェアテスト/品質向上支援サービスベンダーのバルテス(本社:大阪市西区、東京都千代田区)は、「Internet Explorer 11 サポート終了に関するアンケート調査」を実施した。調査は企業や事業所に所属するユーザーを対象に、2022年6月28日から7月15日の期間でWebアンケートにより実施し、有効回答数は440人だった。
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調査の結果、終了した現在も、回答全体のうち47%(440人中207人)のユーザーが業務でIE(Microsoft EdgeのIEモード含む)を使用していることが判明した。設問の内訳を見ると、現在の業務の中で「IEを使用している」と回答したユーザーは12%で、「EdgeのIEモードを使用」と回答したユーザーは35%だった(図1)。
業務でIEまたはEdgeのIEモードを使い続ける理由については、「社内の業務システム上利用せざるをえない」が65%と最も多く、次いで「顧客対応で必要」が17%だった(図2)。以下、「自分が使い慣れている」(8%)、「社内でIEを使うよう決められている」(5%)といった回答が続いた。
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EdgeのIEモードを使っているユーザー(440人中197人)に、IEと比べた挙動を聞いたところ、19%が「差異や問題がある」と回答した(図3)。挙動の差異の例として、「読み込みスピードが違う」「画面レイアウトの崩れ」「いくつかの基幹業務システムが動作しない」などの問題が挙がった。
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回答者のフリー回答を含むアンケート調査結果は、バルテスのWebページからPDF資料としてダウンロード可能である。