[新製品・サービス]
MTI、改正電帳法の検索要件を満たすファイル保存/検索サービス「PlusFind」
2022年8月9日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)
エムティーアイ(MTI)は2022年8月9日、改正電子帳簿保存法対応クラウドサービス「PlusFind(プラスファインド)」を発表した。領収書などの電子データに検索用の属性情報を付与するサービスである。ファイルの登録と検索という2つの機能に絞って使いやすくしている。クラウドストレージの「Dropbox Business」とAPI連携で動作する。別途、Dropbox Businessライセンスが必要。同日、Dropbox国内総販売代理店のSB C&Sが販売を開始した。価格(税込み)は最小構成(従業員数1~10人)で年額2万6400円。
エムティーアイ(MTI)の「PlusFind」は、改正電子帳簿保存法の検索要件を満たしたクラウド型ファイル保存/検索クラウドサービス(SaaS)である。請求書、契約書、領収書などの国税関係書類に検索用の属性情報(タグ)を付けてクラウドに保存できる。ファイルの登録と検索という2つの機能に絞って使いやすくしている。クラウドストレージの「Dropbox Business」とAPI連携で動作する。
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アップロードと検索の2つのメニューから操作する。アップロードメニューでは、PC内の領収書などの電子データを、格納したい収納先(「品質管理部」など)を指定してアップロードする(画面1)。
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ファイルのアップロード時に、登録者、部門名、契約日・発行日、金額、取引先、書類分類などの検察用の属性情報を付与できる。アップロード画面でファイルをアップロードして登録すると、API連携でファイルをDropboxに保管する(画面2)。
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検索メニューでは、登録したファイルを属性で検索して一覧表示する(画面3)。詳細ボタンを押すとDropboxに画面が遷移し、該当ファイルにアクセスできる。絞り込み検索画面では、ファイル属性(部門名、期間の指定、金額の範囲、取引先、書類分類)などを指定して検索する(画面4)。
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タグ付けと検索機能についてMTIは、改正電子帳簿保存法への対応だけでなく、複数の場面で活用できるとアピールする。例えば、図面や写真、受発注記録を管理する必要がある建築設計現場など、多種多様なファイルを複数の関係者で共有する必要があるプロジェクトに向く。関係者間でファイルを共有しやすくなる。