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ファイル無害化ソフト「OPSWAT MetaDefender Core」の防御対象にメールやストレージを追加─A10ネットワークス
2022年8月18日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)
A10ネットワークスは2022年8月17日、ファイル無害化ソフトウェア「MetaDefender Core」(開発元:米OPSWAT)について、同社が販売するオプションライセンスの種類を増やした。これにより、Webアクセスを介してダウンロードするファイルだけでなく、メール添付ファイルやストレージに保管するファイルに対しても、無害化できるようにした。
米OPSWAT(日本法人:OPSWAT JAPAN)の「MetaDefender Core」は、ファイル無害化ソフトウェアである。100種類を超えるファイル形式を認識した上で、ファイルを構成する要素を個別のコンポーネントに分割し、悪意の可能性がある要素を削除または無害化し、ファイル形式を維持したまま再構築する。これにより、オフィス文書など各種形式のファイルに含まれるマクロやスクリプトを効果的に除去し、ファイルを介したセキュリティリスクを軽減する。
米OPSWATでは、防御する対象に応じて、複数のオプション機能を用意している。例えば、メール添付ファイルを無害化するためのメールサーバー連携機能「MetaDefender Email Gateway Security」、Webダウンロードファイルを無害化するためのWebプロキシ連携機能「MetaDefender ICAP Server」、クラウドストレージやNASファイルサーバーなどのストレージ上のファイルを無害化するための連携機能「MetaDefender for Secure Storage」などを用意している。
A10ネットワークスはこれまで、同社のセキュリティゲートウェイ機器「A10 Thunder CFW」と組み合わせることを想定した形で、Webダウンロードファイルを無害化する「MetaDefender ICAP Server」のライセンスを販売してきた。A10 Thunder CFWがSSL/TLS通信を仲介してWebダウンロードファイルを取り出し、これを無害化することを狙っている。同社は、これら2つの商材を組み合わせた提案を「A10 Security Gateway with OPSWAT」と呼び、これらを組み合わせた販売に注力してきた。
今回新たに、MetaDefender Coreに関して、メール添付ファイル向けのライセンス「メールセキュリティ」(MetaDefender Email Gateway Securityを使用)や、ストレージに保管するファイル向けのライセンス「ファイル保管・取得セキュリティ」(MetaDefender Vaultを使用)および「ストレージセキュリティ」(MetaDefender for Secure Storageを使用)の販売を開始した。Webダウンロードだけでなく、メールやファイル共有などを介した脅威の流入を防止する(図1)。
図1:ファイル無害化ソフトウェア「MetaDefender Core」の対象を拡大し、これまで販売してこなかったメール連携やストレージ連携などのライセンスの取り扱いを開始した。図はメールサーバーと連携してメール添付ファイルを無害化している様子(出典:A10ネットワークス)拡大画像表示
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