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東京エレクトロン デバイス、「Terraform」「Vault」などのHashiCorp運用管理製品を販売

2022年9月16日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

東京エレクトロン デバイス(TED)は2022年9月14日、米HashiCorp(日本法人:HashiCorp Japan)の製品を販売開始した。システム運用を自動化するソフトウェア群として、「Terraform」「Vault」「Consul」「Nomad」を販売する。価格は、個別見積もり。TEDは、ライセンスを販売するだけでなく、製品の導入・構築・検証を支援するほか、ヘルプデスクサービスを提供する。

 東京エレクトロン デバイス(TED)は、米HashiCorp(日本法人:HashiCorp Japan)のシステム運用管理ソフトウェア製品群を販売する。「Terraform」「Vault」「Consul」「Nomad」の4製品で、それぞれの概要は以下のとおり。

 Terraformは、Infrastructure as Code(IaC)を実現する運用自動化製品である。クラウドやオンプレミスにあるネットワークやサーバー、ストレージといったインフラの構成をコードで定義し、プロビジョニングを自動化する。運用の自動化を促進し、作業に関わる人的ミスや工数を削減する。インフラ構成の再利用性も向上する。

 Vaultは、情報システムにアクセスする際に必要なパスワードや鍵を、ネットワーク上で一元的に管理する製品である。アクセスに必要なパスワードや鍵を時間制限付きで発行し、利用が終わったら自動的に削除する機能、データベースに入力する個人情報や機密性の高い情報を暗号化する機能などを提供する。

 Consulは、動的IPアドレスなどで構成するクラウドインフラを自動で管理し、サービス同士のアクセス制御を担う製品である。サービスごとの通信ポリシーに従ってアクセスを制御するサービスメッシュ機能や、サービスを検出して管理し、名前解決できるようにするサービスディスカバリ機能を提供する。

 Nomadは、アプリケーションのデプロイ作業を自動化する製品である。デプロイメント前の空きリソース検証、ワークロードに適したデプロイ、デプロイしたワークロードの稼働状況の管理と維持などの作業をスケジュールに則って自動で実行する。

 HashiCorp製品の導入例として、F5ネットワークスの負荷分散装置「F5 BIG-IP」の設定を自動で変更するシナリオを挙げている。Consulのサービス発見機能と、Terraformの設定反映機能を利用する。ネットワークの設定を手動で設定する工数を削減し、設定ミスによる障害発生のリスクを抑える(図1)。

図1:負荷分散装置「F5 BIG-IP」の設定を自動で変更するシナリオ。ConsulとTerraformを組み合わせている(出典:東京エレクトロン デバイス)
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東京エレクトロン デバイス / HashiCorp / Terraform / IaC / サービスメッシュ / 構成管理

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