システムインテグレータは2022年11月21日、クラウド型プロジェクト管理ツール「OBPM Neo」のオプションとして、Excel操作自動化サービス「xoBlos for OBPM」を発表した。同年12月1日から提供する。OBPM Neoに蓄積したプロジェクト関連データを抽出して加工し、収支、進捗、品質などのレポートを自動で作成する、といったことができるようになる。利用料金(税別)は月額10万円。
システムインテグレータの「OBPM Neo Basic Edition」は、クラウド型のプロジェクト管理ツールである。PMBOKに準拠しており、進捗管理、工数管理、要員管理など、プロジェクト管理の主要機能を網羅する。導入にあたっては、進捗基準、品質基準、レビューパターンなどの標準パターンをテンプレート化可能である。テンプレートによって、計画作業の工数を短縮し、プロジェクト管理を標準化できる(関連記事:システムインテグレータ、プロジェクト管理クラウド「OBPM Neo」に初期費不要の「セルフプラン」)。
今回追加したオプション「xoBlos for OBPM」は、 OBPM Neoに蓄積したプロジェクト管理データを加工・整形してExcelレポートを出力するサービスである(図1)。
デジタル・インフォメーション・テクノロジーのExcel操作自動化ツール「xoBlos」をベースにしている。これまでExcelマクロで実施していた処理を、プログラムを書くことなく自動化するソフトウェアである。各種のデータソース(CSVファイルやデータベースなど)からデータを抽出し、2次利用しやすいように変換・加工し、業務データ分析のための帳票を出力する、といった処理を自動化する(関連記事:システムインテグレータ、Excel操作を自動化するツール「xoBlos」を販売)
xoBlos for OBPMは、普段プロジェクト管理ツールを使わない経営層や部門長向けにレポートを作成する用途や、管理部門に原価データや工数実績データを渡す用途に使える。これまで手動で行っていた集計・加工作業を自動化することで、これらの作業を最大90%削減可能としている。
レポートのテンプレート(予実管理、品質分析、稼働状況など)を用意している。テンプレートは定期的に追加する。また、xoBlosのクライアントソフトウェアを使えば、標準テンプレートを編集してカスタマイズしたり、欲しい情報や形式に合わせて独自のテンプレートを作成したりできる。
xoBlos for OBPMの利用料金(税別)は月額10万円。独自帳票の作成に必要なxoBlosクライアントライセンスは1ユーザーあたり月額3万円。