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2022年11月22日(火)日川 佳三（IT Leaders編集部）

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　NTTデータの「ことらWebViewサービス」は、10万円以下の多頻度小口決済システム「ことら」への接続を簡易化するサービスである。金融機関は、ことらWebViewサービスを利用することで、ことらに接続するアプリを容易に開発できるようになる（図1）。

図1：「ことらWebViewサービス」の画面イメージ（出典：NTTデータ）
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　ことらは、2022年10月11日にサービスが始まった、10万円以下の多頻度小口決済のための決済システム。提供会社のことらは、みずほ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行による合弁会社である。

　ことらを使うと、銀行口座を持つユーザーは、対応アプリを介して、1回あたり10万円以下の個人間送金の手数料を無料または少額に抑えられる。口座番号だけでなく電話番号やメールアドレスなどを指定した送金も可能で、これまでよりも手軽な個人間送金を実現する。

　一方、事業者がことらに対応した送金サービスを提供する場合は、同システムに接続する機能を備えた画面やアプリを開発する必要がある。ことらWebViewサービスは、事業者が提供するアプリにことらの送金サービスを実装するために必要な画面や接続に必要な機能を一括で提供する。

　送金画面のロゴやヘッダーの色などは、事業者ごとに個別でカスタマイズが可能である。さらに、セキュリティ対策用に、1日あたりの送金累積額の上限チェックや、送金を伴わない名義照会の連続回数制限を追加オプションとして準備した。

　今回、NTTデータが全30金融機関に提供している個人向けバンキングアプリサービス「My Pallete」にも、ことらへの送金オプションを追加した。金融機関は、バンキングアプリ上で容易にことらへの送金サービスを追加できる。ファーストユーザーとして、京都銀行と西日本シティ銀行が利用を始めるという。