出張・経費管理クラウドサービス「Concur Expense」を提供するコンカーは2022年12月2日、公共機関のニーズを満たすため、国内にデータセンターを開設すると発表した。2024年下半期の開設を予定している。これにより、公共機関も同社の出張・経費管理クラウドを利用できるようになる。
コンカーは、政府、自治体をはじめとした公共機関のニーズを満たすため、国内にデータセンターを開設する。2024年下半期の開設を予定している。これにより、公共機関も同社の出張・経費管理クラウドサービス「Concur Expense」を利用できるようになる。
Concur Expenseでは、「領収書から経費精算書を作成し、上長の承認を受け、経理部門が処理する」といった一連の経費精算機能を提供する。外部サービスから交通費などの決済データを取り込む機能に注力している。
データセンター開設と同時に、政府情報システムのためのセキュリティ評価制度であるISMAP(イスマップ)への登録を予定する。政府が求めるセキュリティ要求を満たしているクラウドサービスを評価・登録する制度である。ISMAPのクラウドサービスリストに登録することで、公共機関から利用されやすくなる。
コンカーは2019年に公共機関向けPoCを開始し、前橋市や栃木県を含む14団体でPoCを実施した。PoCの結果、平均して70%以上の業務削減効果を見込めることを確認した。一定の評価を確認できたことを受け、国内データセンター開設とISMAP認証取得を進めることにした。