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サイバートラスト、監視ツールに小規模向けの「MIRACLE ZBX Virtual Appliance V6.0 Lite」を追加

監視対象100台まで、永続ライセンス60万円で提供

2022年12月14日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

サイバートラストは2022年12月13日、仮想アプライアンス版システム監視ソフトウェア「MIRACLE ZBX Virtual Appliance V6.0」に、小規模のシステム向けの「同Lite」を追加した。既存製品の監視対象台数(499台まで)に対し、100台までに絞り、60万円(税別、既存製品は年額170万円)の永続ライセンスで利用可能である。

 サイバートラストの「MIRACLE ZBX Virtual Appliance」は、仮想アプライアンス版のシステム監視ソフトウェアである。システム監視ソフト(SNMPマネージャ)製品「MIRACLE ZBX」にデータベースなどを含めて仮想アプライアンス化した製品であり、VMware ESXi 6.0以降の仮想環境で動作する。サーバー仮想化環境のシステム監視に向く(関連記事仮想環境向けシステム監視「MIRACLE ZBX Virtual Appliance V6.0」、障害検出機能を強化)。

 今回、小規模システムに向けて「MIRACLE ZBX Virtual Appliance V6.0 Lite」を追加した。監視対象は100台まで、60万円(税別、以下同)の永続ライセンスで利用可能である。

 既存製品の最小構成は、監視対象499台までで年額170万円である。小規模システムを運用するユーザーは、今回追加されたLite版を選ぶことで運用監視にかかるコストを削減できる。

 既存製品とLite版で、利用しているソフトウェアは共通である。現行版の「MIRACLE ZBX 6.0」は、ベースとなるZabbix 6.0の機能拡張を受けて、障害検出機能を強化している。従来の閾値による障害検出だけでなく、過去データとマシンラーニング(機械学習)を活用した異常検知やベースライン監視によって、通常時との差分を基にした障害検出が可能である(関連記事システム監視ツール新版「Zabbix 6.0」、業務レベルでサービスの稼働状況を監視可能に)。

 OSやソフトウェアのセキュリティ設定にも注力している。仮想アプライアンスのMIRACLE ZBX VAが含むLinux OS「MIRACLE LINUX」は、システムを安全に構成するための構成基準などを記載したガイドラインで米国の非営利団体CIS(Center For Internet Security)が発行している「CIS ベンチマーク」に準拠した設定を事前に施している。これにより、初期費用や設定作業の負荷を軽減する。

 このほか、自己復旧ソフトウェア「MIRACLE FailSafe」を導入しており、可用性を高めている。監視システムがダウンした場合、OSやアプリケーションを自動で再起動して復旧し、監視を継続する。

 サイバートラストは、Lite版の提供と合わせて、初めてMIRACLE ZBXを利用する企業に向けた支援サービス「MIRACLE ZBX スターターサポート」の提供を開始した。MIRACLE ZBXの契約から3カ月間、設定方法などの問い合わせに対応する。価格は39万円から。同日(2022年12月13日)提供を開始しており、2023年3月 31日まで期間限定で提供する。

 スターターサポートで対応する問い合わせの例として同社は、障害のアイテムからトリガーまでの設定方法、障害として検知したいログの設定方法、特定の障害について後続システムへの連携方法、指定条件のトリガー設定方法などを挙げている。

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