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データ変換/加工ツール新版「RACCOON 2.5」、ストアドプロシージャの呼び出しが可能に

変換/加工後のファイルをAmazon S3に直接保存

2023年1月19日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

データ・アプリケーション(DAL)は2022年1月19日、データ変換/加工ツール新版「RACCOON 2.5」を提供開始した。異なるシステム間で業務データを連携させる処理をノンプログラミングで開発/実行できるツールである。新版では、ストアドプロシージャを呼び出して実行する機能や、データ変換・加工後の出力ファイルをAmazon S3に直接保存する機能が加わった。

 データ・アプリケーションの「RACCOON(ラクーン)」は、異なるシステム間でのデータ連携処理をノンプログラミングで開発/実行可能なデータ変換/加工ツールである。各種のデータソース(DBMS、CSV、Excelなど)から入力したデータを、変換/加工/出力する(関連記事DAL、データ変換/加工ツール「RACCOON」新版、SaaSをデータソースに利用可能に)。

 データの変換/加工ルールを設計するデザイナー(エディタ)ツール「Developer Studio」と、データの変換/加工を実行する変換エンジン「Transfer Engine」で構成する。デザイナー画面で、データの接続先やデータ項目同士のマッピングなどを設計する。変換エンジンは、データやフォーマットを変換するほか、ソート/マージ/JOIN/分割/結合などが可能である。

 新版のRACCOON 2.5では、DBMSの組み込みロジックであるストアドプロシージャを呼び出して実行できるようにした。RACCOONのDBアダプタ(Oracle、SQL Server、Db2、MySQL、SaaS)から呼び出せる。データの処理をDBMS側に任せてネットワーク負荷を減らせるほか、複雑なSQL実行結果をRACCOONで利用可能になる。

 加えて、データ変換・加工後の出力ファイルをAmazon S3に直接保存できるようになった。ファイルを手動でAmazon S3にアップロードする手間が要らなくなり、Amazon RedshiftやSnowflakeなどのクラウドデータウェアハウス(DWH)を用いたデータ分析の作業効率を高める(図1)。Amazon S3に保存可能なファイル形式は、フラットファイル(固定長、CSVなど)、Excel、XML、JSON、EDIFACT、X12、CIIである。

図1:RACCOONの出力ファイルをAmazon S3に保存するイメージ(出典:データ・アプリケーション)
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 価格(税別)は、「スタンダードエディション」が300万円。基本機能にオプションを組み合わせて必要な機能だけを購入する「セレクトエディション」が100万円から。利用期間を定めたタームライセンスは、スタンダードエディションが月額12万5000円から(最低利用期間:3カ月)。サブスクリプションライセンスが月額4万円から。

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データ・アプリケーション / RACCOON / ストアドプロシージャ / ETL / Amazon S3 / AWS

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