日立ソリューションズ・クリエイトは2023年1月26日、「仮想オフィスサービス」にMicrosoft Teamsチャット連携機能とPowerBI連携機能を追加すると発表した。前者は同年2月13日から、後者は同年4月10日から提供する。
日立ソリューションズ・クリエイトの「仮想オフィスサービス」は、オンライン上に仮想的なオフィス環境を実現するクラウドサービスである。フロアマップ上に社員の顔アイコンを配置した仮想オフィス(バーチャルオフィス)に、オンラインで出勤する形になる(関連記事:「仮想オフィスサービス」から現実のオフィスの座席予約が可能に─日立ソリューションズ・クリエイト)。
従業員の予定/プレゼンス情報を確認する機能により、話しかけやすいタイミングでチャットのやり取りができる。相談したい相手の顔アイコンにカーソルを合わせると、Outlookのスケジューラに登録された予定が分かるようになっている。選択した相手の顔アイコンをクリックして、マップ下部の「話す」ボタンをクリックと、Microsoft Teamsが起動する。
新たに加わった「Microsoft Teamsチャット連携機能」では、仮想オフィスサービスの画面内にチャット画面が表示される。チャットのために別途Teamsを開くことなく、サービス内でそのままチャットができるようになる(画面1)。
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仮想オフィスサービスのチャット画面は、Teamsのチャットと連携しており、書き込んだ内容は、即座にTeamsのチャットに反映される。反対に、Teamsで書き込んだ内容は、仮想オフィスサービスのチャット画面に反映される。
社員は、仮想オフィスサービスのチャットとTeamsのチャットを使い分ける必要がない。仮想オフィスサービスのチャット画面から、仮想オフィスサービスにログインしていないがTeamsを立ち上げているユーザーともチャットができる。
もう1つの新機能「PowerBI連携機能」では、仮想オフィスサービスのログを自前で加工・分析することなく、同機能の画面で利用状況の確認や分析が行える。部署や期間の絞り込みなどの操作も可能である(画面2)。
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