パーソルプロセス&テクノロジー(パーソルP&T)は2023年1月27日、日本マイクロソフトの環境経営管理アプリケーション「Microsoft Sustainability Manager」の導入支援サービスを開始すると発表した。脱炭素経営を推進する企業に対して提供する。
日本マイクロソフトの「Microsoft Sustainability Manager」は、各種の業務アプリケーションと連携し、環境に関連するデータを収集する環境経営管理アプリケーションである。オフィスの電気代、通勤や出張に関する交通機関の利用状況、事業活動で排出するCO2などを算出・分析し、ダッシュボードで可視化する(画面1)。
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パーソルプロセス&テクノロジー(パーソルP&T)は今回、脱炭素経営を推進する企業に向けて、Sustainability Managerの導入支援サービスを開始する。業務アプリケーションのデータをMicrosoft Azure上のデータ基盤に統合し、データモデルを作成し、Microsoft Power BIを使って可視化するまで、企業における脱炭素活動の可視化部分を支援する。
サービス提供の背景をパーソルP&Tは次のように説明する。「2020年10月に政府が発表した「2050年カーボンニュートラル宣言」をきっかけに脱炭素化への動きが加速している。同時に、1つの企業単位だけでなく、国内外の関連会社やサプライヤーにも同様の取り組みを求めるケースが増えてきている」
「脱炭素経営を推進する企業においては、現状のCO2排出量と削減状況を可視化することが求められている。排出量の可視化が求められる範囲は、事業やサプライチェーン企業を含んでおり、多様な領域が当てはまる。担当者は、事業の状況や保有するデータに応じた収集・算出方法を選定する必要がある」(同社)
パーソルP&Tは、2022年7月から「GHG排出量の可視化・削減計画の実行支援サービス」を提供しており、プロセスの分析・設計・実行を支援している。これまでのプロセスの実行支援に加え、Sustainability Managerを活用したCO2排出量・削減状況の可視化を支援していく。