インサイトテクノロジーは2023年2月8日、データ活用支援ツール「Insight Governor(インサイトガバナー)」をリリースした。企業の各部署に散在しているデータを統合して活用するために必要な機能群を一通り提供する。具体的には、データのカタログ化、名寄せ、データの匿名化といった機能群を提供する。2022年4月に発表し、同年7月からのベータ版提供を経て製品版を提供開始した。
インサイトテクノロジーの「Insight Governor(インサイトガバナー)」は、データの活用を支援するツール。企業の各部署に散在しているデータを統合して活用するために必要な機能群を一通り提供する。具体的には、データのカタログ化、名寄せ、データの匿名化といった機能群を提供する。同社の既存ツールが備える個々の機能を取り込みつつ、データの活用に必要な機能群をまとめて1つのツールに統合している(画面1)。
画面1:Insight Governorの操作画面例(出典:インサイトテクノロジー 公式YouTubeチャンネル)拡大画像表示
同ツールについて同社は「データ分析・活用の現場で必要になる機能は何かを考えて開発した」と説明。「部署ごとにデータ分析ツールが乱立している。データを名寄せして統合したくても、日本語の名寄せはツールでは難しく、手作業でやっている。さらに、1回統合したら終わりではなく、日々新しいデータが生まれている。こうした現場で必要な機能を揃えた」(プロダクト開発本部本部長の高橋則行氏、写真1)。
写真1:「インサイトデータガバナー」のロゴ、 代表取締役社長CEOの森田俊哉氏(写真中央)、CTOの宮地敬史氏(写真左)、プロダクト開発本部本部長の高橋則行氏(写真右) 提供形態は、インストールして使うソフトウェアのほか、仮想マシン環境に導入して使うための仮想マシンイメージを用意した。さらに、SaaS(インサイトテクノロジーが運営)の形態でも提供する。なお、同ツールは、2022年7月からβ版を提供してきたツールであり、今回製品版を提供開始した(関連記事:インサイトテクノロジー、データ活用支援ツールを「インサイトデータガバナー」として体系化)。
Insight Governorは、(1)Insight Catalog、(2)Insight Master Data Management、(3)Insight Audit、(4)Insight Masking、(5)Insight Migrationの5つの機能を提供する。これらの機能により、各部署に散在したデータを統合して活用できるようになるとしている。同社の既存ツールでカバーしている機能もあるが、Insight Governorは単一のツールで5つの機能をカバーしている点が特徴である。以下に、それぞれの機能の概要を示す。
●Next:データを統合・活用するための5つの機能を単一ツールで提供
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インサイトテクノロジー / データ統合 / 名寄せ / 匿名加工 / マスキング
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