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BIソフト新版「MicroStrategy ONE」を2023年5月に発表、「売上」などのビジネス用語でレポートを構築可能に

2023年2月15日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

米MicroStrategyの日本法人、マイクロストラテジー・ジャパンは2023年2月15日、都内で説明会を開き、BI(ビジネスインテリジェンス)ソフトウェアの次期版「MicroStrategy ONE」について説明した。新版では、SQLを知らなくても顧客名や売上などのビジネス用語で売上レポートなどを構築できるようにするなど、使い勝手を高めた。新版は現行版「MicroStrategy 2021」の次期版に当たり、同年5月に開催するプライベートイベント「MicroStrategy World 2023」で発表し、同年6月から提供する。

 マイクロストラテジー・ジャパンの「MicroStrategy ONE」は、BI(ビジネスインテリジェンス)ソフトウェアである。現行版「MicroStrategy 2021」の次期版に当たり、同年5月に開催するプライベートイベント「MicroStrategy World 2023」で発表し、同年6月から提供する。

 同社のBIソフトウェアの特徴は、データ分析の専門家から、経営者、現場の業務担当者まで、それぞれの立場に向けた分析機能やレポート機能を、同一システムで提供していること。用途も、売上などの実績の分析から、需要予測や在庫予測などの予測分析まで、広くカバーする。他社を買収せずに自社で開発していることの強みとして、製品のアーキテクチャの美しさをアピールしている。数千人のユーザーがレポートを見るといった需要に応えられるアーキテクチャだとしている。

 前版のMicroStrategy 2019では、HyperIntelligence機能を提供。BIソフトウェアのWeb画面やSalesforce.comなどのWebアプリケーション画面において、会社名や製品名などの文字にマウスオーバーするだけで、クリックすることなく関連情報をカード型のポップアップで表示する機能である。同機能は、Webブラウザのプラグインとして実装している。事前に、関連情報となるカード情報を手動で定義しておく必要がある(関連記事BIソフト新版「MicroStrategy 2019」、マウスオーバーで関連情報をカード表示する新機能)。

 MicroStrategy ONEは、2023年5月に発表(6月に出荷)する次期版に当たる。次期版の強化点の1つは、これまでの開発ツール(Developper)を置き換えた新ツール「Workstation」である(図1)。これを使うと、SQLを知らなくても、「顧客名」や「売上」などのビジネス用語(メタレイヤー)を用いて売上レポートなどを構築できるようになる。巨大なレポートを細かい単位で区切ってアプリケーション化する、といったことも可能である。

図1:MicroStrategy ONEの開発ツール「Workstation」の概要(出典:マイクロストラテジー・ジャパン)
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