プライム・ストラテジーは2023年3月7日、Webシステム実行環境「KUSANAGI」にリスク分析機能「KUSANAGI Analyze」を追加したと発表した。KUSANAGIの環境を分析し、ディスク容量圧迫、設定ファイル不備、攻撃対象になりうるファイルなどを検知して改善のアドバイスを表示する。潜在的な障害やセキュリティリスクに事前に対応できるようになる。同機能は、有料版「KUSANAGI Business/Premium Edition」で利用可能である。
プライム・ストラテジーの「KUSANAGI」は、Webシステムのバックエンドシステムを高速に動作させることを目的とした実行環境である。Webシステムを構成するLinux OS/ミドルウェア一式を、仮想マシンイメージやDockerコンテナイメージで提供する(関連記事:プライム・ストラテジー、CMS実行環境「KUSANAGI」でDrupalを標準導入可能に)。
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今回、KUSANAGIの有料版「Business Edition/Premium Edition」に、リスク分析機能「KUSANAGI Analyze」を追加した。KUSANAGI Analyzeは、KUSANAGIの環境を分析し、ディスク容量圧迫、設定ファイル不備、攻撃対象になりうるファイルなどを検知して改善のアドバイスを表示する(画面1)。潜在的な障害やセキュリティリスクに事前に対応できるようになる。
「長期運用しているサイトや、1つのサーバーで複数サイトを運用している環境では構造が複雑化している。セキュリティリスクや、障害の原因となりうるファイルが、それぞれ把握できないまま放置されていることがある。また、古いアーカイブや大量のバックアップによってディスク容量が圧迫されている場合もあり、これらが設定の不備や障害につながる。KUSANAGI Analyzeは、こうしたリスクを検出して改善方法を提案する」(プライム・ストラテジー)