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プライム・ストラテジー、CMS実行環境「KUSANAGI」でDrupalを標準導入可能に
2023年1月19日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)
プライム・ストラテジーは2023年1月19日、Webシステム実行環境「KUSANAGI」において、標準で導入可能なCMS(コンテンツ管理システム)を拡充した。これまでのWordPressとMovable Typeに加えて、Drupalを導入できるようにした。
プライム・ストラテジーの「KUSANAGI」は、Webシステムのバックエンドシステムを高速に動作させることを目的とした実行環境である。Webシステムを構成するLinux OS/ミドルウェア一式を、仮想マシンイメージやDockerコンテナイメージで提供する(関連記事:Webシステム実行環境「KUSANAGI」、WordPressに加えてMovable Typeを標準CMSとして導入可能に)。
今回、標準で導入可能なCMS(コンテンツ管理システム)を増やした。これまでの「WordPress」および「Movable Type」に加え、新たに「Drupal」を導入できるようにした。手動で環境を構築することなく、KUSANAGIの標準機能(コマンド)からDrupalのインストールと設定が可能になった。
DrupalはオープンソースのCMSである。全世界のWebサイト中1.2%、CMS運用サイトの1.8%のシェアを占め、日本企業のほか、米国、英国ロンドン、フランスなどの政府機関、オックスフォード大学などの教育機関など大規模なWebサイトを中心に利用されているという(関連記事:オープンソースCMS「Drupal」とは? CMSにとどまらないWebアプリケーションフレームワーク)。
標準機能で導入可能なDrupalのバージョンは、「Drupal 9」および2022年12月公開の現行版「Drupal 10」。複数バージョンをカバーすることで、Drupal 9からDrupal 10へのアップデートの検証が可能である。2023年11月にEOLを迎えるDrupal 7からの移行用途にも適する。
利用可能なデータベース管理システム(DBMS)は、OSがCentOS Stream8またはAlmaLinux OS 8の場合は、MariaDBまたはPostgreSQLのいずれか。OSがCentOS Stream9またはAlmaLinux OS 9の場合は、MariaDBである。