VPNシステムやIP電話システムなどのネットワーク製品を開発・提供するフォースネットは2023年4月6日、AWS接続専用ネットワークゲートウェイ機器「AWS接続BOX」を発表した。同年4月10日から提供する。社内LAN上に設置して使う。AWSのVPC(仮想プライベートクラウド)と社内LANを接続し、それぞれのネットワーク上にあるホスト同士が通信できるようにする。オンプレミス環境とクラウド環境を接続する専用機器「クラウド接続BOXシリーズ」の最初の製品として提供する。
フォースネットの「AWS接続BOX」は、AWS(Amazon Web Services)のVPC(仮想プライベートクラウド)と社内LANをネットワーク接続するための機器である。社内LAN上に設置することで、社内LAN上のホストとVPC上にあるホストが通信できるようになる(図1)。
図1:「AWS接続BOX」の利用イメージ(出典:フォースネット)拡大画像表示
AWSには、VPCとオンプレミス環境を接続するゲートウェイサービス「AWS Transit Gateway」がある。フォースネットが今回販売するAWS接続BOXは、AWS Transit Gatewayとの間でIPsec VPNを使ってコネクションを張る(鍵交換はIKEv2、暗号方式は256ビットAES)。AWSが生成する設定ファイル(コンフィグファイル)をインポートするだけでつながる。
運用面では、フォースネットが用意している監視サーバー経由で監視可能。要望に応じて、障害の検知や復旧といった保守サービスも提供できる。可用性については、VRRP(Virtual Router Redundancy Protocol)による筐体の冗長化が可能。インターネット接続回線やルーターを2重化しているような高可用性型のシステム要件も満たす。
同製品は、オンプレミス環境とクラウド環境を接続することに特化したゲートウェイ機器「クラウド接続BOXシリーズ」として提供する。同シリーズを使うと、専門的なエンジニアの知識がなくとも、簡単にそしてセキュリティ的に安全にオンプレミス環境とクラウド環境を接続させられる、としている。今後、他社のクラウドサービスに接続するための製品も順次リリースする予定。
「クラウドの利用が増えている一方、社内LANやデータセンター設備も残り続けることから、オンプレミス環境とクラウド環境を接続するニーズが高まっている。しかしこれまでは、オンプレミス環境とクラウド環境の接続には、ネットワークやクラウドについての専門知識や構築作業が必要となっていた」(同社)
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