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トヨタモビリティサービス、販売管理システムを刷新し、社用車管理「Booking Car」の請求業務を改善

2023年7月3日(月)IT Leaders編集部

トヨタモビリティサービスは、社用車管理サービス「Booking Car」の販売管理システムとして、テラスカイのサブスクリプション特化型販売管理システム「ソアスク」を導入した。サブスクリプションの請求書に関わる時間を削減し、業務効率を向上させたのに加えて、人件費や紙の経費などの削減も図った。導入を支援したテラスカイが2023年6月30日に発表した。

 トヨタモビリティサービス(本社:東京都中央区)は、トヨタフリートリースとトヨタレンタリース東京の統合により2018年4月に設立された企業である。従来の法人向け自動車リース事業やレンタカー事業の強化に加えて、モビリティ社会を見据えたMaaS(Mobility as a Service)サービスの創造・提供に取り組んでいる。

 同社は、社用車の運用管理を効率化するクラウドサービス「Booking Car」を2020年11から提供している。現在、100社を超える企業が利用しているという。今後本格的に販売していくにあたっては、サブスクリプション型のサービスであることから、バックオフィス業務の負荷増大を課題にしていた。

 今回、サブスクリプション型のサービスに特化した販売管理システムとして、Salesforce.comと連携して動作する「ソアスク」を導入し、2021年8月に運用を始めた。Salesforce Sales Cloudのユーザーは、商談管理までの業務運用を変えることなく、サブスクリプションの管理情報を関連付けて管理できる。

 製品の選定にあたっては、少人数の部署で商談から見積り作成・契約・サービス開始・請求書発行を一貫して管理できること、将来の見込み顧客に関する情報も管理できること、業務開始から約6カ月以内にシステムを稼働できることなどを条件にした。

 従来、トヨタモビリティサービスの請求書発行業務は手作業で処理を行っており、20社分の請求書の作成に約1.5日を費やしていた。ソアスクを導入した現在では、1.5日で100社以上の請求書を発行できるようになった。単純計算で業務効率が約5倍に向上した。さらに、請求書の作成・送付といったルーティンワークを自動化し、担当者の精神的な負担と作業の負荷を減らした。

 今後は、Salesforce.comの基盤機能である、商談管理やダッシュボードの機能も活用していく。

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