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FAQチャットボット「カイセツ」にAIの誤回答を回避する機能─ナレッジコンサルティング

2023年8月8日(火)IT Leaders編集部

ナレッジコンサルティングは2023年8月7日、社内ナレッジ活用チャットボット「カイセツ」に上位プラン「スタンダード」を追加した。AIの誤回答を回避する機能を備えている。質問の理解と情報検索のみに生成AIを使い、回答については事前に登録した回答文を変更せずに出力する。回答形式も増やし、テキスト以外に画像や動画、URLリンク、ファイル添付などを交えて回答を生成できるようになった。

 ナレッジコンサルティングの「カイセツ」は、社内に蓄積したナレッジから問い合わせ対応が可能なチャットボットソフトウェアである。ChatGPTを活用している。顧客や社内向けに企業の情報やノウハウを整理・集約し、これらを自然文で検索できる。事前に情報を整理する必要がなく、情報ソースとなるWebサイトや既存の文書を読み込ませるだけでチャットボット/FAQを構築できる。

 上位プランの「スタンダード」を追加した。AIの誤回答を回避する機能「DAS(Direct Answer System)」を備えている。質問の理解と情報検索のみに生成AIを使い、回答については事前に登録した回答文を変更せずに出力する。誤回答が許容されないタイプの業務に適する。管理者は、生成AIに回答させるか、DASで事前に準備した回答を表示させるかを指定できる。

 スタンダードでは回答形式を増やし、テキスト以外に画像や動画、URLリンク、ファイルの添付などを交えて回答を生成できる。要点はチャットボットで回答し、詳細で具体的な回答は、関連資料やURL、動画に誘導するといった使い方ができる(画面1)。

画面1:社内ナレッジ活用チャットボット「カイセツ」の画面。上位プランでは回答形式を増やし、テキストだけでなく、画像や動画、URLリンク、ファイルの添付などを交えて回答を生成できるようにした(出典:ナレッジコンサルティング)
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 AIモデルのファインチューニングに対応する。ファインチューニングは、企業に特化した個別情報のように、学習データが少ない場合や学習にコストや時間をかけられない場合に有用な手法である。事前に読み込ませた文書から自動でファインチューニングの元になる学習用データ(FAQ形式)を作り出す。こうして生成された学習データを修正してチューニングに活用できる。専任のサポート担当者によるプロンプト作成のアドバイスなども提供する。

 このほか、セキュリティ面では、ユーザーのアクセス権限に基づいて回答する情報の範囲を制限できる。公開情報や社内向け情報、経営向け情報などを権限に応じて提供する。

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チャットボット / 生成AI / FAQ / ナレッジコンサルティング

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