SMBC信託銀行(本社:東京都千代田区)は2023年10月2日、住宅ローンの新規契約において電子契約手続を開始した。クラウド型電子契約サービス「SMBCクラウドサイン」を利用している。SMBCクラウドサインが同日に発表した。
SMBC信託銀行は、住宅ローン事業の電子化に取り組んでいる。2022年10月にWebでの申し込みを開始するなど、手続負担の軽減や利便性の向上を図ってきた。
今回、クラウド型電子契約を導入し、申し込みから審査、契約までの一連のプロセスを電子化した。クラウド型電子契約サービス「SMBCクラウドサイン」を利用している(図1、関連記事:クラウドサインが内部統制を強化、契約書類を部署ごとに管理、監査ログも追加)。
図1:電子契約利用時の契約手続きフロー(出典:SMBCクラウドサイン)
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電子契約の導入により、紙の署名・押印で行っていた契約手続がオンラインで完結する。顧客は住宅ローン契約時の収入印紙の準備などが不要になり、手続きにかかる時間が短くなる。
SMBC信託銀行にとってのメリットとして、住宅ローン事業のペーパーレス化、契約締結書類の電子化による事務作業の軽減・生産性向上を挙げている。