[新製品・サービス]

TIS、ローコード開発によるSI「Oracle APEXトータル支援サービス」

2023年10月26日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

TISは2023年10月26日、SIサービス「Oracle APEXトータル支援サービス」を発表した。ローコード開発ツール「Oracle APEX」を用いて業務アプリケーションを開発する。TISが自社提供サービスのモダナイゼーションで得た開発ノウハウを体系化したSIで、Oracle Cloud ERP導入時のカスタマイズ開発やOracle Formsで開発した既存システムの再構築などに向く。価格(税別)は40万円からで、販売目標は今後3年間でOracle Fusion Cloud ERPの導入を含めて100社。

 TISの「Oracle APEXトータル支援サービス」は、Oracle Database標準添付のローコード開発ツール「Oracle APEX」を用いた業務アプリケーション開発のSIサービスである。Oracle Cloud ERP導入時のカスタマイズ開発や、Oracle Formsで開発した既存システムの再構築などに向く(図1)。

図1:システム構築サービス「Oracle APEXトータル支援サービス」の概要(出典:TIS)

 Oracle APEXを用いて、APEXの操作性や実現性の検証、アプリケーションの設計・開発、Oracle Forms資産のマイグレーション、内製化定着のためのトレーニングとQAサポートなどをトータルに提供する。

 同サービスは、TISが自社提供サービス「会計自動仕訳エンジン」のモダナイゼーションで得た開発ノウハウを体系化したもの。TISによると、そのモダナイゼーションにOracle APEXを活用したところ、従来の10分の1以下の期間で開発できたという。

 サービスメニューは表1のとおり。価格(税別)は40万円からで、販売目標は今後3年間でOracle Fusion Cloud ERPの導入を含めて100社。

表1:「Oracle APEXトータル支援サービス」のメニュー(出典:TIS)
メニュー 概要
検証サービス APEXの操作性や実現性、設計・開発に向けた要件の抽出などをユーザーとともに推進。ローコード開発ツールの操作性や開発効率、自動マイグレーションの効果を検証する
開発サービス ユーザーの要望に合わせてTISのエンジニアがアプリケーションを開発する
Oracle Forms to APEXマイグレーションサービス Oracle Formsで開発した既存資産を自動でAPEXにマイグレーションする。設計書を自動で再生成する
トレーニングサービス APEXの概要理解から実践的なAPEX開発技術の習得まで、トレーニングメニューを提供する
QAサポートサービス ユーザーによる内製開発において生じる質問にTISのエンジニアが回答する
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