クラスメソッドは2023年11月17日、SIサービス「IaC導入支援パッケージ」を販売すると発表した。IaC(Infrastructure as Code)に取り組むユーザーに向けて、導入のステップや適切なツール/サービスの組み合わせを提案する。また、Terraform、Snyk Infrastructure as Code(Snyk IaC)、GitLabを中心としたツール群を提供する。
クラスメソッドの「IaC導入支援パッケージ」は、ITインフラの各種設定をコードで定義して管理するIaC(Infrastructure as Code)に取り組むユーザーに向けたSIサービスである。IaCの導入のステップや適切なツール/サービスの組み合わせを提案する。そのうえで、TerraformやSnyk IaC、GitLabを中心としたIaC関連ツール群を提供する。
拡大画像表示
「ITインフラの各種設定をコード化することで、構築や設定の変更、運用管理の自動化・省力化を図る。どのような設定を行ったかが記録されることで変更履歴などの管理もしやすくなる。インフラに関する設定情報の共有も容易になり、開発担当者と運用担当者の連携が強化され、DevOpsの実現にもつながる」(クラスメソッド)。
一方、最初から大がかりなシステムにIaCを適用しようとすると、コード管理がかえって煩雑になり、現場の混乱やレビュー負荷の増大、潜在的なリスクへの懸念などの問題を抱えることを同社は指摘。ユーザーの環境に合わせたIaCの導入を支援すべく同パッケージの提供に至ったという。
同パッケージでは、クラスメソッドのIaCおよびCI/CD(継続的インテグレーション/継続的デリバリ)ツールの導入支援実績に基づいて作成した「IaCジャーニーマップ」を活用する。5つのステージからなる同マップを参考に、IaCを適用すべき業務とIaC化のレベルを診断して、ツールの適切な選択と導入を支援する(図1)。