クラスメソッドは2023年11月22日、AWS移行支援サービス「ITトランスフォーメーションパッケージ for MCP クラスメソッドエディション」を提供開始した。これに合わせ、移行対象を難易度で分類する「移行方式診断」を開始した。
クラスメソッドの「ITトランスフォーメーションパッケージ for MCP クラスメソッドエディション」は、Amazon Web Services（AWS）への移行を統合的に支援するSIサービスである。オンプレミスや他のクラウド環境からAWSへの移行における、コストやCO2排出削減量などの事前評価、計画立案、移行実施、運用まで、一貫して支援する（図1）。
図1：「ITトランスフォーメーションパッケージ for MCP クラスメソッドエディション」のサービスメニュー（出典：クラスメソッド）拡大画像表示
同サービスは、AWSジャパンが提供しているAWS移行支援サービス「AWS IT トランスフォーメーションパッケージ 2023 ファミリー（ITX 2023）」に準拠している。AWSのサービスとクラスメソッド独自のサービスを組み合わせ、AWSへの移行を総合的に支援するメニューとして整備した。
これに合わせて、新たな移行支援サービスとして「移行方式診断」も開始した。移行方式診断では、AWSの診断プログラム（Application Portfolio Assessment：APA）を基に分析し、クラウド移行の技術的な難易度と対策を可視化し、個々のシステムごとの移行戦略を提案する。
移行方式診断の結果を活用することで、移行対象システムを難易度で分類し、優先順位を決められる。さらに、単純なサーバー移行（マイグレーション）が適切なシステムと、より注力してクラウド向けに再開発（モダナイゼーション）すべきシステムを見極めることが可能だとしている。
