損害保険ジャパンは、間接費管理基盤として、コンカーの出張・経費管理クラウドサービス「SAP Concur」を採用した。業務のデジタル化により、生産性の向上とガバナンスの強化を図る。コンカーが2023年11月24日に発表した。
損害保険ジャパンは、社内業務において、「紙・押印を用いた旧来型のアナログな運用」「システムへデータを手入力する負荷」「アナログな運用によるテレワーク実施への阻害」といった課題を抱えていた。ITシステム面では、つどの個別開発・改修サイクルからの脱却を検討していた。
これらの課題を解決すべく、今回、間接費管理基盤として出張・経費管理クラウドサービス「SAP Concur」を採用した。間接費業務は非コア業務とはいえ全社員が日常的・頻繁に行うもので、基幹システムの刷新サイクルとは別に早期の刷新を図った。
2023年8月より、約2万1000人の従業員がConcurの利用を開始し、経理部門やビジネス部門の生産性が向上。規定の自動チェックなどにより、ガバナンスの強化も図っている。今後は、ガバナンスの強化を図りつつ、外部環境の変化への柔軟・迅速な対応を可能にする考えである。