ヒューマンホールディングス(本社:東京都新宿区)は、グループ内10社の人事システムの刷新に取り組んでいる。Works Human Intelligence(WHI)の「COMPANY」シリーズを採用して、約4000人の人事データの集約と一元管理を図る。WHIが2023年12月25日に発表した。
ヒューマングループは、教育事業を中核に、人材、介護、保育、美容、スポーツ、ITなどの事業を、国内320拠点以上/海外5カ国6法人のネットワークで展開している。
ヒューマンホールディングスによると、既存の人事システム単体では人事業務を処理し切れず、たび重なる追加改修や紙文書の運用・併用などによって運用負荷が膨れ上がっていた。人事情報が散在して活用しにくいという課題もあったという。例えば、人事関連処理の55プロセス中、42のプロセスにおいて何らかの手作業が発生していたのに加えて、約90種類に及ぶ人事手続申請の大半は紙ベースだった。
これらの問題を解決するため、人事システムの刷新を計画。Works Human Intelligence(WHI)の「COMPANY」シリーズを導入して、これまで個別に行っていた人事給与管理・人事関連申請・勤怠管理を1つのシステムに集約する。
導入する製品は、「COMPANY 人事・給与」「同 Web Service」「同 就労・プロジェクト管理」「同 就労モバイル勤怠」「同 CWSスマートデバイスオプション」「同 My Number Keeping System」である。従来のシステムでは法改正ごとにシステム改修コストが発生していたが、CONPANYは、定額保守料の範囲内(無料バージョンアップ)で対応する。
ヒューマンホールディングスは、CONPANYのユーザー会「ユーザーコミッティ」から得られる情報やノウハウを自社に反映させながら、人事業務の改善に取り組むとしている。将来的にはタレントマネジメントの導入を行い、集約された10社/約4000人の人事データから人事・人材管理データベースを構築することを検討している。