ミロク情報サービス(MJS)は2023年12月25日、中堅企業向けERPソフトウェア「Galileopt DX債権管理」の新オプション「期間契約管理」を提供開始したと発表した。年会費や保守料の収入、サブスクリプション売上などの期間契約を管理できるようになる。請求書の自動発行、売上伝票の計上、入金消込管理、管理表の出力などが可能になる。
ミロク情報サービス(MJS)の「Galileopt DX(ガリレオプト ディーエックス)」は、年商50億~500億円規模の中堅企業向けERPソフトウェアである。財務、給与・人事、販売・仕入、固定資産などの業務モジュールを提供する(関連記事:ミロク情報サービス、中堅企業向け新ERP「Galileopt DX」を2022年4月に販売)。
構成モジュールの1つ「Galileopt DX債権管理」は、財務会計システムや販売管理システムと連動して煩雑な入金消込業務を自動化し、債権管理業務を効率化する。
今回、新たなオプション「期間契約管理」を追加した。年会費や保守料の収入、サブスクリプション売上といった期間契約を管理できるようになる。期間契約の前受請求を漏れなく把握し、入金業務を自動化する(表1)。
契約期間や請求日などを登録することで、契約期間に基づいた請求書の自動発行、計上スケジュールに基づく売上伝票の計上、入金消込管理、期間契約(売上計上済・売上計上予定)を把握するための管理表の出力などが可能になる。
想定する請求業務 | 前受請求の内容 | 業務やサービスの事例 |
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期間契約の前受請求 (期間契約管理オプションの対象範囲) |
年間保守料、年会費収入、年額利用料などの前受請求 | ソフトウェア/ハードウェア保守、ビルメンテナンス、教育関連サイト運営、書籍などの定期購読、インターネット広告、サブスクリプションなど |
着手金の前受請求 (2024年にリリース予定のオプション「着手金管理」の対象範囲) |
全体受注額に対する着手金や中間金などの前受請求 | ソフトウェア開発、広告制作、番組や映像制作、イベント企画など |