シーエーシー(CAC)は2024年1月15日、SIサービス「ITコンシェルジュ(ローコードアプリ編)」を提供開始した。ローコード開発ツール「Microsoft Power Platform」による内製開発の定着を支援する。疑問を解決するためのヘルプデスク、情報を他社と共有するためのコミュニティサイト、スキルアップのためのトレーニング/ワークショップの3つのサービスを提供する。
シーエーシー(CAC)の「ITコンシェルジュ(ローコードアプリ編)」は、アプリケーションの内製開発を支援するSIサービスである。ローコード開発ツール「Microsoft Power Platform」を使った内製開発の定着を支援する。支援する内容に応じて、疑問解決、情報共有、スキルアップの3つのサービスを提供する(図1)。
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疑問解決では、ユーザー企業ごとに専用のサポートサイトを開設し、各社固有の質問と回答をナレッジとして公開する。自動応答による迅速な回答でユーザーの疑問を解消する。必要に応じてITコンシェルジュスタッフが応対する。
情報共有では、コミュニティサイトを使って共通のテーマや関心事に対する情報交換の場を提供する。ユーザー同士での質問・回答や事例の共有などにより、自動化や効率化のきっかけ作りをフォローする。また、蓄積したサポート情報から課題を把握してルールや仕組みを整理する。
スキルアップでは、初心者向けのトレーニングやワークショップを介して、ローコード開発ツールの操作を体験する場を提供し、課題を実践する。質疑応答や操作レクチャーを通じて、ユーザーのスキルアップを図る。
「アプリケーションの内製化が進まない課題に対処する。ローコード開発ツールによって開発の難易度は下がっているが、業務部門のスキル不足やIT部門のサポート体制不足、ガバナンスの未整備などの課題が残っている」(CAC)