日本マイクロソフトは2024年1月23日、説明会を開き、生成AIによるアシスタント機能「Copilot」を追加した製品を紹介した。同年2月に、営業担当者向けの「Microsoft Copilot for Sales」とコンタクトセンター向けの「Microsoft Copilot for Service」の一般提供を開始する。価格は両サービスとも月額50米ドルで、Copilot for Microsoft 365ライセンスを購入済みのユーザーは月額20米ドルで利用できる。
マイクロソフトはこれまで、生成AIによるアシスタント機能「Copilot」を、Windows 11、Officeアプリケーション製品群「Microsoft 365」、CRM/ERPアプリケーション「Dynamics 365」、ローコード開発ツール「Power Platform」などに組み込んで提供してきた。
2024年2月1日には、「Copilot for Microsoft 365」をベースに、営業担当者向けとコンタクトセンター向けの生成AI機能をそれぞれ追加してリリースする。営業担当者向けの「Microsoft Copilot for Sales」(図1)とコンタクトセンター向けの「Microsoft Copilot for Service」である。
図1:営業担当者向けの「Microsoft Copilot for Sales」は、外部のCRMシステムで管理する顧客情報を、Microsoft 365の各アプリケーションのCopilotから活用できるようにする(出典:日本マイクロソフト)拡大画像表示
営業担当者向けのMicrosoft Copilot for Salesは、外部のCRM(顧客関係管理)アプリケーションで管理する顧客情報を、Microsoft 365の各アプリケーションのCopilotから活用できるようにする。例えば、プロンプトの入力指示からCRMのデータを読み込み、Word文書を自動生成するといった使い方が可能。現時点で接続可能なCRMアプリケーションはDynamics 365とSalesforceである。
コンタクトセンター向けのMicrosoft Copilot for Serviceは、外部のコンタクトセンターアプリケーションで、Dynamics 365に組み込まれたCopilotと同等の生成AI機能を利用できるようにする。利用可能なコンタクトセンターアプリケーションはSalesforce、ServiceNow、ZenDeskである。
両サービスの価格は、Copilot for Microsoft 365ライセンス(月額30米ドル)を含んだ月額50米ドル。同ライセンスを契約済みのユーザーは月額20米ドルで利用できる。
このほか説明会では、ローコード開発ツールのPower Platformに組み込まれたCopilotの機能を紹介した。自然言語のプロンプトからのアプリケーション開発が可能な「Copilot in Power Apps」、ユーザーのカスタムCopilotを用いたローコード開発に対応した「Microsoft Copilot Studio」である。両サービスとも英語版をリリース済みで、日本語版のリリース時期は未定。
Microsoft / 生成AI / Microsoft 365 / Power Platform / Dynamics 365 / CRM / Office / Microsoft Copilot
-
AI時代の“基幹インフラ”へ──NEC・NOT A HOTEL・DeNAが語るZoomを核にしたコミュニケーション変革とAI活用法
-
加速するZoomの進化、エージェント型AIでコミュニケーションの全領域を変革─「Zoom主催リアルイベント Zoomtopia On the Road Japan」レポート
-
14年ぶりに到来したチャンスをどう活かす?企業価値向上とセキュリティ強化・運用効率化をもたらす自社だけの“ドメイン”とは
-
-
-
-
生成AIからAgentic AIへ―HCLSoftware CRO Rajiv Shesh氏に聞く、企業価値創造の課題に応える「X-D-Oフレームワーク」
-
-
-
「プラグアンドゲイン・アプローチ」がプロセス変革のゲームチェンジャー。業務プロセスの持続的な改善を後押しする「SAP Signavio」
-
BPMとプロセスマイニングで継続的なプロセス改善を行う仕組みを構築、NTTデータ イントラマートがすすめる変革のアプローチ
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-


