PwCコンサルティングは2024年2月26日、「Microsoft Copilot for Microsoft 365」による生産性向上を支援するコンサルティングサービスを提供すると発表した。企業の現状やニーズに応じた課題発掘から解決への仮説立案、展開方針検討、利用の定着化、最終的な課題解決まで一貫して支援する。
PwCコンサルティングは、「Microsoft Copilot for Microsoft 365」の活用を支援し、導入効果を最大化するためのコンサルティングサービスを提供する。企業の現状やニーズに応じた課題発掘から解決への仮説立案、展開方針検討、利用の定着化、最終的な課題解決まで一貫して支援する(図1)。
拡大画像表示
Microsoft Copilot for Microsoft 365は、マイクロソフトの法人向けOfficeアプリケーション群(Outlook、Word、Excel、PowerPoint、Teamsなど)に組み込まれた生成AIアシスタント機能である。作業内容や目的に応じて、文章の作成・要約、データ分析、Web会議内容のキャッチアップなど従業員個々の業務を支援する。作業時間や生産性の分析から、改善のためのフィードバックやヒントを提供する(画面1)。
クリックで動画表示
PwCが実施した調査によると、多くの企業が生成AIの活用スキル・ノウハウを持った人材の不足を課題として捉えているという。コンサルティングでは最初に、従業員個々の業務にフォーカスを当て、Copilotに任せられる業務を選定し、To-Be像(あるべき姿)の仮説を立案する。その後、CopilotのPoC(概念検証)を実施するために必要なデータ、セキュリティ、ガバナンス、教育コンテンツを整備する。PoCにおける導入効果の測定を経て、費用対効果を算出する。
利用の定着化では、PoCでの成功事例の横展開を図る。さらに、Copilotを導入すべき部門と業務を費用対効果を基に評価する。同時に、ユーザーに対して適切な教育を実施することで導入効果を最大化するとしている。