米セールスフォース(Salesforce)は2024年2月22日(米国現地時間)、BIソフトウェア「Tableau」の新機能「Tableau Pulse」をリリースした。SaaSの「Tableau Cloud」とアプリケーションへの組み込みの利用形態において標準機能として提供する。売上などビジネス上のKPIを定点監視用のメトリクスとして定義し、個々のメトリクスをフォロー/ウォッチしているユーザーにその動向や分析で得られた洞察を通知する。
米セールスフォースの「Tableau(タブロー)」は、2019年に米Tableau Softwareを買収して以降提供しているBIツール。SaaS版の「Tableau Cloud」とオンプレミス版の「Tableau Server」がある。後者はスタンドアロンのほか、Webを介した分析画面の共有、自社アプリケーションへの分析画面の組み込みなどの形態で利用できる。
また、データプレパレーションツール「Tableau Prep」などをラインアップしている(関連記事:現場向けBI「Tableau 2020.4」、データプレパレーション「Tableau Prep」がブラウザから利用可能に)。
画面1:Tableau Pulseの画面イメージ(出典:米セールスフォース)拡大画像表示
新機能の「Tableau Pulse」は、売上などビジネス上のKPI(重要業績評価指標)を、データ分析における定点監視用のメトリクスとして定義し、個々のメトリクスをフォローしているユーザーに、メトリクスの動向や分析から得られたインサイト(洞察)をSlackやメールで通知する機能である。Tableau Cloudとアプリケーションへの組み込みの利用形態において標準機能として提供する(画面1)。
データの変化予測や計測すべきメトリクスの発見を行うAI、および文章の要約や問い合わせへの回答を行う生成AIを利用して、個々のメトリクス値を伸ばしている要素、時系列での動向、通常から外れた異常値などを自動検出。グラフや自然言語を用いてインサイトとして提示する。「ユーザーは特定のビジネス指標で何が起こっているか、いつ/どこに/なぜ注意を払うべきかなどが容易に把握・理解できるようになる」(同社)という。
Salesforce / Tableau / BI / 生成AI / セルフサービスBI
-
AI時代の“基幹インフラ”へ──NEC・NOT A HOTEL・DeNAが語るZoomを核にしたコミュニケーション変革とAI活用法
-
加速するZoomの進化、エージェント型AIでコミュニケーションの全領域を変革─「Zoom主催リアルイベント Zoomtopia On the Road Japan」レポート
-
14年ぶりに到来したチャンスをどう活かす?企業価値向上とセキュリティ強化・運用効率化をもたらす自社だけの“ドメイン”とは
-
-
-
-
生成AIからAgentic AIへ―HCLSoftware CRO Rajiv Shesh氏に聞く、企業価値創造の課題に応える「X-D-Oフレームワーク」
-
-
-
「プラグアンドゲイン・アプローチ」がプロセス変革のゲームチェンジャー。業務プロセスの持続的な改善を後押しする「SAP Signavio」
-
BPMとプロセスマイニングで継続的なプロセス改善を行う仕組みを構築、NTTデータ イントラマートがすすめる変革のアプローチ
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-



