氷菓メーカーの赤城乳業(本社:埼玉県深谷市)は、基幹システムをSAP ERPから「SAP S/4HANA Cloud」に移行する。2023年11月に開始した移行プロジェクトでは、カスタマイズを最小限に抑えて標準機能を活用。業務をERPに合わせるFit to Standard手法と追加機能を別基盤で動作させてAPIで疎結合連携させるSide by Side開発を採用している。フリーダムとSAPジャパンが2024年3月21日に発表した。
赤城乳業は埼玉県深谷市に本社を置く、「ガリガリ君」で知られる氷菓メーカーである。同社は2014年に基幹システムとしてSAP ERPを導入。今回、柔軟に変化に追従可能なERPとして「SAP S/4HANA Cloud Public Edition」(図1)への移行を進めている。
図1:「SAP S/4HANA Cloud」の特徴(出典:SAPジャパン)拡大画像表示
2023年11月に移行プロジェクトを開始し、長年の運用で蓄積されたアドオン開発や周辺システムを整理。移行によって、現場が必要とするデータを情報システム部門を介さずに直接取得可能な仕組みを整備する。
プロジェクトでは、業務をERPに合わせるFit to Standard手法と、追加機能をSAP Business Technology Platform(SAP BTP)などの別基盤で動作させてAPIで疎結合連携させるSide by Side開発を採用する。ERPシステム導入時のカスタマイズを最小限に抑えつつ、ソフトウェアの標準機能を活用する。
加えて、業務プロセスモデリング/マイニングツール「SAP Signavio」を活用して業務プロセスを可視化している。また、社内システムのデータを一元化し、分析を容易にすることで、データドリブンな経営を強化するとしている。
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