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BIツール「Tableau Cloud」の生成AI機能が日本語対応へ、ダッシュボードを自然言語で生成

Pulseは2025年1月、Einstein Copilot for Tableauは同年7月までに対応

2024年6月18日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

セールスフォース・ジャパンは2024年6月17日、説明会を開き、クラウドBIツール「Tableau Cloud」で使えるAI機能の日本語対応について発表した。メトリクス定点監視機能「Tableau Pulse」は2025年1月末までに、ダッシュボードの構築を支援するAIアシスタント「Einstein Copilot for Tableau」は2025年7月末までに日本語で使えるようになる。

 セールスフォース・ジャパンの「Tableau」は、ビジネスユーザーが自身でデータ分析可能なセルフサービス型BIツールである。

 現在、SaaSの「Tableau Cloud」において、データを容易に活用できるように生成AIを組み込んでいる。AIを活用した機能の1つが、業務ユーザー向けのメトリクス定点監視機能「Tableau Pulse」である。売上げなどのKPIについて動向や洞察を通知する。データから得られる洞察を文章にまとめる用途に生成AIを利用している(図1関連記事セールスフォース、ビジネスKPIを監視して洞察を通知する新機能「Tableau Pulse」を提供)。

図1:ビジネスKPIを監視して洞察を通知する「Tableau Pulse」の概要(出典:セールスフォース・ジャパン)
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 もう1つが、ダッシュボードの構築を支援するAIアシスタント「Einstein Copilot for Tableau」である。チャットから「カテゴリ別、サブカテゴリ別に、売上を棒グラフで出して」といった自然言語で指示を出すことで、その内容を満たすダッシュボードを自動で生成する(図2)。

図2:ダッシュボード構築を支援するAIアシスタント「Einstein Copilot for Tableau」の概要(出典:セールスフォース・ジャパン)
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 今回、両AI機能の日本語対応時期について、Tableau Pulseは2025年1月末までに、Einstein Copilot for Tableauは2025年7月末までに日本語で使えるようになると発表した。Einstein Copilotでは、日本語で指示を出してダッシュボードを構築できるようになる。

 合わせて、Tableau Cloudの提供基盤のアップデート計画を発表した。Amazon Web Services(AWS)上のSalesforce稼働環境「Hyperforce」に、Tableau Cloudも載せるとし、2024年秋までに、日本リージョンのHyperforceでTableau Cloudが利用可能になる予定。

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Tableau / Salesforce / 生成AI / BI / ダッシュボード / Einstein

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