開発ツール/プラットフォーム 開発ツール/プラットフォーム記事一覧へ

[市場動向]

みんなの銀行、API開発者ポータルを公開、参照/更新系や認証など各APIの仕様を閲覧可能に

2024年6月21日(金)IT Leaders編集部

ふくおかフィナンシャルグループのインターネット専業銀行、みんなの銀行(本社:福岡県福岡市)は2024年6月20日、「API開発者ポータル」の公開を開始した。同行が提供しているAPIの仕様を外部の開発者に共有することで、BaaS(Banking as a Service)事業を加速させるのが狙い。ポータルの利用を申し込んだ開発者を審査したうえで公開する。

 インターネット専業銀行のみんなの銀行は、勘定系を含む銀行のコアシステムを、一からスクラッチ開発でパブリッククラウド上に構築している(図1関連記事ふくおかフィナンシャルグループのネット専業銀行「みんなの銀行」、Google Cloudで2020年度に操業)。

図1:みんなの銀行の勘定系システムの構成図(出典:Google Cloud)
拡大画像表示

 2022年11月からは、BaaS(Banking as a Service)事業を推進するため、金融機能(参照系、更新系、その他)をWeb API(REST API)として外部事業者に提供している。非金融事業者などが同行のAPIをアプリケーションに組み込んで、自社サービスの利便性向上などに活用している。

 今回、API開発者ポータルを通じて、外部提供済み/開発中のAPI仕様を、BaaS事業に興味を持つ事業者に対して公開を開始した。同行のAPI仕様を外部の開発者に共有することで、BaaS事業を加速させるのが狙い。ポータルの利用を申し込んだ事業者を審査したうえで公開する。今後は、開発テスト環境の提供など、公開範囲を順次拡大することを予定している。

 同行は、提供しているAPIについて、REST APIで使いやすく、ドキュメントも分かりやすいとアピールしている。また、OpenID FoundationのFinancial-grade APIワーキンググループが策定した金融グレードのAPI「FAPI」に準拠したシステムを構築し、高いセキュリティを確保しているという。

●Next:みんなの銀行が公開しているAPIの一覧

この記事の続きをお読みいただくには、
会員登録(無料)が必要です
関連キーワード

みんなの銀行 / API / BaaS / 銀行 / 金融 / ネット銀行 / OAuth / REST / OpenID / ふくおかフィナンシャルグループ / 福岡県 / 福岡市

関連記事

トピックス

[Sponsored]

みんなの銀行、API開発者ポータルを公開、参照/更新系や認証など各APIの仕様を閲覧可能にふくおかフィナンシャルグループのインターネット専業銀行、みんなの銀行(本社:福岡県福岡市)は2024年6月20日、「API開発者ポータル」の公開を開始した。同行が提供しているAPIの仕様を外部の開発者に共有することで、BaaS(Banking as a Service)事業を加速させるのが狙い。ポータルの利用を申し込んだ開発者を審査したうえで公開する。

PAGE TOP