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メールアドレスなしでBoxにアクセスできる「Platform Door for Box」─丸紅ITソリューションズ

2024年6月25日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

丸紅ITソリューションズは2024年6月24日、クラウドストレージ活用支援サービス「Platform Door for Box」を発表した。個人のメールアドレスを持っていない従業員でも、WebブラウザとPlatform Door for Boxを介してクラウドストレージ「Box」にアクセスしてファイルの操作が可能である。Officeファイルをオンラインで編集可能にするオプション機能も用意する。

 丸紅ITソリューションズの「Platform Door for Box」は、Webブラウザからクラウドストレージ「Box」にアクセスしてファイルを編集可能なクラウドサービスである(画面1)。特徴は、グループメールアドレスだけで運用している従業員など、個人のメールアドレスを持っていない従業員でもBoxにアクセスしてファイルを操作可能な点である。

画面1:Platform Door for Boxの画面(出典:丸紅ITソリューションズ)

 一般的なBoxのライセンスでは、利用する従業員ごとにユーザーライセンスが必要だが、これとは別に、ストレージ容量や月間APIコール数などに応じた従量課金型プラン「Box Platform」がある。Box Platformは、アプリケーション開発者向けのAPIを提供するが、エンドユーザー向けのUIを提供していない。Platform Doorは、従量課金型プランの下でユーザーライセンスを持たない従業員にもBoxのUIを提供する。

 「月に数回、あるいは年に数回しかアクセスしない」といったBoxの利用頻度が極端に少ない従業員でも、Box Platformの従量課金の下、安価にBoxを利用できるとしている。Webブラウザがあれば、ファイルのアップロード/ダウンロード、フォルダの作成、検索、コメントの表示や追加などの基本操作を行える。

 オプションで、Microsoft 365/OfficeファイルをWebブラウザ上でオンライン編集する機能を用意している。365/Officeライセンスを持っていなくても利用でき、同時に使う編集タブ数で課金する。「月に数回だけ作業報告書を編集したい」といった使い方に向く。

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