NTTアドバンステクノロジ(NTT-AT)は2024年6月26日、チケット連携サービス「XTicketing for ServiceNow 連携サービス」を発表した。RedmineやJira、Zendesk、Freshdeskなどのチケット管理システムとServiceNowのチケットを相互に連携させるサービスである。サプライチェーンを構成する複数の企業間で情報を共有しやすくなる。
NTTアドバンステクノロジ(NTT-AT)の「XTicketing for ServiceNow 連携サービス」はチケット連携サービスである。作業や課題などをチケットとして管理するシステム(Redmine、Jira、Zendesk、Freshdeskなど)と、チケット管理機能を備えるServiceNowのチケットのリアルタイムな連携を可能にする(図1)。
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チケット管理システムでは、作業や課題、問い合わせなどを進捗・期限・優先度などの情報を含むチケットとして管理する。NTT-ATによれば、チケット管理システムはコミュニケーションツールの側面を持つが、サプライチェーンを構成する各企業が別々のチケットシステムを運用している場合、チケット情報を共有しにくくなるという課題があるという。
具体例として、発注側には、チケットの現在の状態がすぐに分からない」「電話やメールなどでの確認作業に時間が取られる」、受注側には「自社のチケット管理システムと発注側への情報連携用のシステムを行き来しなくはならない」という不便・手間を挙げている。
双方のこうした問題を解決する方法の1つが、システム間でのチケット情報の連携である。連携パターンが複数あるなか、XTicketing for ServiceNow 連携サービスは、ServiceNowと各チケット管理システムの間でチケット情報を反映させる手法を採用した(図2)。
NTT-ATは、同サービスのほかに、チケットをチケット管理システムからServiceNowに移行する「XTicketing for ServiceNow 移行サービス」を提供している(関連記事:作業や課題などのサービスチケットをServiceNowに移行する「XTicketing」─NTT-AT)。
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