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シニア向け住居の340居室と共用部に顔認証を導入─三井不動産レジデンシャル

2024年7月30日(火)IT Leaders編集部

三井不動産レジデンシャル(本社:東京都中央区)とNECは2024年7月29日、同年10月1日開業予定のシニアレジデンス(有料老人ホーム)「パークウェルステイト西麻布」(東京都港区)の一般居室全340居室の玄関ドアおよび共用施設にNECの顔認証システムを設置すると発表した。入居者は鍵を持たずに外出でき、会計手続きなども不要になる。

 三井不動産レジデンシャルは、2024年10月1日にシニアレジデンス(有料老人ホーム)として「パークウェルステイト西麻布」(東京都港区)の開業を予定している。同施設全400居室のうち介護居室60室を除く一般居室全340居室の玄関ドアおよび共用施設にNECの顔認証システムを設置する(写真1)。

写真1:顔認証の利用イメージ(出典:三井不動産レジデンシャル、NEC)

 各居室に加え、エントランスやプールなどの共用施設にも顔認証システムを導入して入居者の利便性を高める。鍵を持たずに外出できるようになるほか、館内の移動もスムーズになり、鍵の紛失や置き忘れ、荷物で手がふさがっている状態での鍵の取り扱いなどの煩わしさから解放される。個人の識別によって、その場での会計手続きも不要になる。

 また、顔認証の活用によって、大浴場など特定の場所における長時間滞在者の把握や、安否確認システムへの連携など、物理鍵を用いたシステムでは実現が難しかった入居者の見守りを実現する。入居者が事前に知らせたアレルギー情報の確認なども可能になる。

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