IIJエンジニアリングは2024年8月5日、ネットワークレンタルサービス「短期レンタルサービス VPNルータ1対1 Type-SEIL」を提供開始した。拠点間をVPNで接続するためのVPNルーター2台を7日間または30日間レンタルできる。料金(税別)は7日間で8万円、30日間で16万円。各拠点には、アクセス回線としてNTT東西のフレッツ光ネクストの契約が必要となる。
IIJエンジニアリングの「短期レンタルサービス VPNルータ1対1 Type-SEIL」は、拠点間をVPNで接続するためのVPNルーター「SA-W2L」2台を7日間または30日間レンタルするサービスである(図1)。
図1:2台のVPNルーターを用いたVPNの構成図(出典:IIJエンジニアリング)拡大画像表示
同社によると、VPNには、フレッツ光など既設の共用回線を用いて通信環境を構築できることから、新たな拠点における専用回線開通までの代替通信、イベント会場などの期間を限定した通信、映像伝送のバックアップ用途での通信などさまざまな需要がある。一方、VPN機器の調達や設定作業などでかかる初期コストがネックで導入を断念するケースもあるという。
こうした需要に応えるため、VPNルーター2台の短期レンタルサービスを提供する。設置・設定を容易にする仕組みとして、ネットワーク機器の自動接続・遠隔管理を担う「IIJマルチプロダクトコントローラサービス」を用いる。接続要件のヒアリングやネットワークの設定作業を削減することで初期コストを抑えている。
なお、IIJマルチプロダクトコントローラサービスは、ルーターのネットワーク接続時にインターネットから設定情報を自動取得するSMF(SEIL Management Framework)をベースにしている。IIJの「SEILシリーズ」など各種ネットワーク機器の設定・監視を遠隔で集中的に行える。
短期レンタルサービスの料金(税別)は、7日間で8万円、30日間で16万円。各拠点には、アクセス回線としてNTT東西のフレッツ光ネクストの契約が必要となる。
利用の流れとして、サービスを申し込むと利用開始前日までにレンタルのVPNルーター機器2台が届く。機器の電源を投入し、フレッツの回線終端装置と接続すれば、設定作業なくVPNの構築が完了する。レンタル機器内蔵の「IIJモバイルSIM」によるバックアップポート(最大5Mbit/s)も提供する。利用終了後は、契約期間の最終日までに配送事業者に引き渡す。
IIJエンジニアリングによると、同サービスは先行して配信事業者が採用し、イベントライブ配信で4K映像伝送を行った実績があるという。
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