[新製品・サービス]

2024年9月2日(月)日川 佳三（IT Leaders編集部）

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　インターネットイニシアティブ（IIJ）の「IIJフレックスレジリエンスサービス」は、クライアントPC（Windows、macOS、ChromeOS）の盗難・紛失・不正利用による情報漏洩を防ぐクラウドサービスである。IT資産の可視化/正常化やデバイスロック/消去などの機能を提供する（図1）。

図1：「IIJフレックスレジリエンスサービス」の主な機能（出典：インターネットイニシアティブ）
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　専用のエージェントソフトウェアをインストールしたクライアントPCをクラウド上の管理サーバーで管理する。ベースとなるセキュリティソフトウェアとして、カナダAbsolute Softwareの「Absolute Secure Endpoint」を利用する。

　ジオフェンス（位置情報）機能を備え、指定した範囲からPCが持ち出された場合にアラートを送信する。一定期間通信のないPCを自動ロックするオフラインタイマー機能や、紛失した端末を管理画面から強制ロックする機能も備える。データ消去規格「NIST SP 800-88」に準拠した形でデータを消去することも可能である。

　上位プランの「Standard」では、マルウェアの感染、あるいは意図的な操作によって不正にセキュリティソフトなどが削除された場合でも、エージェントが異常を検知し、自動的に修復・再インストールを行う。

　また、BIOSファームウェアに該当機能が組み込まれている端末（対応端末一覧）においては、状態を監視するエージェントが停止または消去された場合も自動でエージェントを復活させられる。

　表1は2つのプランの料金（税別）である。Basicプランは月額2万2500円（50台）からで、初期費用はかからない。最低利用数は50ライセンス。