[調査・レポート]
フリーランスエンジニアは「最新技術のキャッチアップ」を重要視─ランサーズ調査
2024年9月18日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)
クラウドソーシング/人材紹介会社のランサーズは2024年9月12日、ITエンジニア意識調査「エンジニアの働き方に関する意識調査」の結果を発表した。ITエンジニアの多くが、働き続けるうえで「積極的なアウトプット」や「最新技術のキャッチアップ」を重要視している。一方、不安や悩みは「技術の進化についていけないおそれ」がトップに挙がっている。
ランサーズは、フリーランス・個人事業主として働いている、またはその働き方に興味がある国内のITエンジニア540人を対象に、ITエンジニアの働き方に関する意識調査を実施した。調査期間は2024年7月9日~15日で、インターネットで調査した。
第1に、「ITエンジニアとして働き続ける上で最も重要だと思うもの」を尋ねている。その回答結果の上位3つは「積極的なアウトプット」(16.1%)、「最新技術のキャッチアップ」(15.9%)、「継続的な学習・資格の取得」(14.3%)だった。スキルアップに対する高い意識が見受けられる(図1)。
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この設問への回答を年代別に見ると、20~40代は「最新の技術のキャッチアップ」を重視している。対して、50代は「積極的なアウトプット」が重要であるとの回答が多く見られた(表1)。
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第2に、「ITエンジニアとして働く上で感じる不安や悩み」を聞いたところ、「技術の進化についていけないおそれ」(28.5%)がトップだった(図2)。
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年代別に見ると、20代の若い世代が「技術の進化についていけないおそれ」を強く感じており、30代は「キャリアの停滞」や「正当な評価をされているかどうか」といったキャリアに関する不安を抱えている。また、40代は「年収が上がらない」や「ワークライフバランスの乱れ」といった生活に直結する課題に悩みを持っている(表2)。
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