プロシップは2024年9月24日、新リース会計基準対応の資産管理クラウドサービス「ProPlus+」を2024年12月から提供すると発表した。リース資産管理に特化して、導入・運用支援サービスを含めて企業・組織の同基準への対応準備をトータルで支援する。
プロシップの「ProPlus+」は、「リースに関する会計基準(新リース会計基準)」対応の資産管理クラウドサービス(SaaS)である。2027年4月以降の会計年度から新リース会計基準が強制適用となることを受け、リース資産管理に特化して、導入・運用支援サービスを含めて企業・組織の同基準への対応をトータルで支援する(図1)。
拡大画像表示
新リース会計基準では、借手のリース契約は原則としてオンバランスとなり、これまで対象外だった不動産賃貸借契約についても貸借対照表への計上が必要になる(関連記事:施行迫る「新リース会計基準」、困難な対応を睨んでIT部門が押さえておくこと)。
プロシップは、国際会計基準(IFRS)のリース(IFRS16)対応プロジェクトで得たノウハウを基に、対応で求められる事前整理やシステム導入のベストプラクティスを提供する。「何から始めたらいいのか分からない」という企業に、準備すべき内容を整理し、システム導入前の社内方針検討などの準備を支援する。ProPlus+の提供にあたってはSaaSの特性を生かし、今後想定される税制対応をはじめ、常に最新機能を利用可能にするとしている。
関連して、プロシップは新リース会計基準の影響額算出サービスを提供している。IFRS16対応事例の業務要件から開発したサービスで、簡易計算のみならず、高精度な試算が可能なことをアピールしている。同サービスで算出したデータはProPlus+の導入時に利用できる。