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エクサウィザーズ、営業・接客スキル向上をAIで支援、ロールプレイ学習と面談分析を提供

2024年10月10日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

エクサウィザーズは2024年10月9日、生成AIを活用した人材育成・教育サービスを発表した。AIアバターを用いたロールプレイング「exaBase ロープレ」と、実際の面談音声をAIで記録・分析する「exaBase 面談要約」の両サービスを提供する。生成AIを活用することで、人材育成にかかる時間とコストを削減するとしている。

 エクサウィザーズは、生成AIを活用した人材育成・教育サービスを立ち上げる。AIアバターを用いたロールプレイング「exaBase ロープレ」(2024年4月から提供)と、実際の面談音声をAIで記録・分析する「exaBase 面談要約」(同年12月から提供予定)の両サービスを提供する。生成AIを活用することで、人材育成にかかる時間とコストを削減するとしている(図1)。

図1:営業・接客領域における人材育成を支援する「exaBase ロープレ」と「exaBase 面談要約」の概要(出典:エクサウィザーズ)
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 exaBase ロープレは、AIアバターを相手にしたロールプレイングによって、営業や接客のシミュレーションを行うサービス。営業シーンに合わせてシナリオを設定し、シナリオを実行して顧客対応を採点する(画面1)。

画面1:exaBase ロープレの画面。AIアバターを相手にシナリオに沿ってトレーニングする(出典:エクサウィザーズ)
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画面2:「exaBase 面談要約」の画面。スマートフォンのほかPCでも録音・管理可能(出典:エクサウィザーズ)
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 exaBase 面談要約は、営業や接客における実際の面談音声をAIで分析するサービス。AIが音声をリアルタイムに文字起こし・要約・分析する。面談完了後、分析データを関係者に共有することで、営業トークの改善点や次の打ち手を検討しやすくなる。

 面談内容をAIが分析することで、コンプライアンス上の問題をチェックできる。面談内容に対する問い合わせには、チャットを介してAIが自動回答する。また、面談内容の要約から個人情報を自動でマスキングすることも可能である。

 exaBase ロープレとexaBase 面談要約を組み合わせて運用することで、ロールプレイングで事前に学んだ内容を、実際の顧客面談で実践できているかを確認・評価できる。実践できなかった内容をロールプレイングで練習するといった連携もとれる。

 新人の育成にかぎらず、コールセンターにおける問い合わせ対応力の向上などにも役立つ。特にクレームにつながりやすい項目を分析してロールプレイングのシナリオに反映させるといった応用が可能である。

 2025年に音声合成機能や外国語話者に応対する機能を提供する予定である。また、両サービスのデータを蓄積・分析し、ベストプラクティスの導出や顧客ニーズの発見などを支援する機能を検討していく。両サービスの料金(税別)は以下のとおり。

  • exaBase ロープレ:100時間のAIアバターとのロールプレイングチケットが20万~30万円(1時間2000~3000円)。初期費用は環境構築、1シナリオ、3アバターの設定などを含んで300万円。
  • exaBase 面談要約:100時間の録音・文字起こしチケットが10万円(1時間1000円)。初期費用は環境構築、独自の1プロンプトの構築などを含んで100万円。
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