Sansanは2024年10月29日、クラウド契約業務サービス「Contract One」に新機能「カスタム通知」を追加したと発表した。納品日や支払期日など契約で定めた期日にアラートメールを通知し、実務の抜け漏れを防ぐ。
Sansanの「Contract One(コントラクトワン)」は、契約書の形式(紙の契約書、電子契約書など)を問わず、契約業務がオンライン上で完結するクラウドサービスである(関連記事:契約業務クラウド「Contract One」、企業ごとに契約情報を一覧化する「企業別契約ツリー」を追加)。
紙の契約書をクラウド上で受領し、AI-OCR(光学文字認識)でデータ化し、電子的に保存する。紙の契約書を締結する場合は、Contract Oneが押印・印刷・製本、発送を代行する。また、主要な電子契約サービスと連携し、電子契約を管理する。
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今回、「カスタム通知」機能(画面1)を追加した。契約書に記載された複数の期日から、納品日や支払期日など、通知が必要な期日を選んでアラートメールを設定できる。期日を過ぎてしまうといった実務の抜け漏れを防ぐ。
Contract Oneでは、これまでも解約通知期限日と契約終了日にはアラートメールを送信できていた。しかし、契約書には納品日や支払期日などの期日も記載されている。これらの期日を正確に把握し順守する必要があるが、実務担当者は別途台帳やスケジュール管理ツールで期日を管理していることが多く、記載ミスが生じたり、期日を過ぎてしまったりと実務の抜け漏れが発生することが課題だった。